草刈をやりながら考える。
いよいよ今年も田の準備にかからなくてはならない。
その始めに草を処理することから。
これは畦の草刈で、田の中の草はすでにやり始めている。
藁の状態を見ながら、風化の具合はどうかな?って思ったりする。
今は天気がいいので太陽の光でかなり分解してくるから
今度雨が来週に来るからその後にもう一回田の草をやって
そこから土を乾かす作業になる。
熊本は暑いから乾くときはいっぺんに乾いてしまうから
そんなに焦らなくても大丈夫なのさ。
そこに至るまでいかに藁が風化するかを見る事が大事。
さて
それもこれも全て天候次第なのだが
その太陽の光は地球の守り神だ。

太陽の光があるからこそ光合成をできる植物が生まれた。
そのエネルギーは1時間で地球で使うエネルギーの1ヶ月分をまかなうくらいあるのだそうな。
それを植物は何十億もかけて光合成のプロセスを作り上げている。
光合成とは
光エネルギーを化学エネルギーに換え、それと水、二酸化炭素を使って糖からデンプン、たんぱく質、油などを作り出す過程の事だ。
水+光+二酸化炭素→酸素+糖分 となるわけだ。
n (CO2) + 2n H2O ー光→ n(CH2O) + n O2 + n H2O
太陽の光はエネルギーであり、波である。
何かの物質と考えてもいいのかな?・・・
この話を追いかけると難しくて訳がわかんなくなるのだけど
そうこう言っても実際にそれは常に起きている現象なのだ。
自然の凄いシステムは目を見張るね。
エネルギー問題が昨今の話題だが
この光合成のシステムを現在の化石エネルギー依存からの脱却に使えないかと研究が起きている。
簡単ではなさそうだけどね。
植物はこの光合成で自分で養分を作り出す事が出来る。
それで足りない分を土から求めるのだろうが
土はそれ自体が肥料の塊みたいなもの。
そこに潮汐で水が移動し足りないものを運んでくれる。
これには水の特殊な能力が関わっているのだけど
さらに温度も調整してくれているんだよね。
このシステムって本当に凄いよね。
自然農でのエネルギーの考え方にこの現実を重ね合わせると
肥料とかいらない理由が全て揃ってしまうのだ。
やっぱ自然って凄いね。
とかなんとか考えながら草刈は進んでいくのだった・・・・

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