周りの田は大分田植えが済んできている。
ここ数年いつも一番遅く田植えするのが我が家であったが
今年はそうでもないみたいである。
どうやら農協から早くに田植をしないように言われているらしい。
理由はずっと言っている登熟期における暑さからの回避。
この時期にはある一定温度(32度だったっけ)を越える気温が長く続くと
米は白く濁り見た目が悪くなる。
それを考えるのには田植えから刈り取るまでの積算温度が参考になるのだが
それが高いのをずいぶん前に知って
それからは我が家では田植えが遅くなってきていた。
もともと自然栽培では田植え後の立ち上がりが遅いから
普通でもいいようだが、それでもいいとは言い難かった。
さらに奥手の旭1号であってもちょうどいいかな〜って感じだったのだ。
ここ数年の統計では7月初めに田植えでちょうどいい。
種まきもそれに合わせてやっている。
しかしだ。
今年は逆の心配をしている。
何度も言うが、太陽の活動の周期が遅れている。
梅雨も今になってようやく雨が降っている状態。
もしかしたら夏は短いかもしれない。
となると今度は積算温度が足りなくなる?
我が家ではすべての処理を自分でやるからそのあたりはどうにでも調整できるが
農協での集中処理だと稲刈りの時期さえままならなくなるから
旨いコメにならない可能性だってあるのだ。
この加減は天候の予測をしなくていけないので難しい。
かといってあまり考えてもしかたない。
なるようにしかならないからだ。
自分で調整できる分、自然に合わせてやることが必要になるだけ。
温暖化も進んでいるのかどうかわからないが
実際に今までとは少しずつ変わってきているのは確かだ。
それを感じ取って対応できるかどうかは
日頃の情報の収集と対応策を考えておく準備が出来ているかどうかだ。
ただ体を使ってやることだけが仕事じゃないんだぜ。

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