「これまでの自分と来年診断士を目指す方へのメッセージ」
中小企業診断士
kurogenkokuです。
ちょうど2年前の12月4日、自分のやるせない気持ちをどこにぶつけて良いかわからず書き始めたのがこのブログでした。
以来さまざまなドラマがありました。
「最後の挑戦」などと大げさなタイトルをつけて臨んだ昨年の2次試験。
結果は見事に不合格。
失意のどん底に落ちた自分を救ったのがブログに寄せられた数多くのメッセージでした。これらのメッセージにコメントを返しているとき思ったんです。
「もう一度だけ『初心』に返って頑張ってみよう」と。
今年は最初から最後まで走り続けました。
毎朝続けたFSP宣言。
帰宅が午前になろうと、夜中の2時まで酒を飲もうと、朝5時には起きました。
そこまで自分を駆り立てていたものは他ならぬ「悔しさ」だけです。
2次試験に5回も敗れていた自分にとって、その壁を打ち破るためにはこの「悔しさ」をバネに戦い続けるしかなかったんです。
マンパワーでは順位にこだわり続けました。
とにかくいつも真剣勝負。そして向上心を失わないために・・・。
授業中は周囲には目もくれず、鬼の形相で答練に取組んでいたことを思い出します。
ところで今年1年の自分を表現したエントリーがひとつあります。
それは合格発表日ではなく10月27日に書いたエントリーです。
お読みになった方がいるかどうかはわかりませんが、「本試験当日の模様」を書きました。
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/1169.html
そこに臨むまでの自分の気持ち。当日自分がとっていた行動。
そして今でも忘れられないのが試験終了と同時におこった「ある感覚」です。
張りつめていたものがすべてなくなり、立ち上がれませんでした。
ようやく立ち上がってからというもの、地に足が着かない自分がいました。
その時感じました。
これがこれまでの5年間にはなかった『感覚』なんだと。
周囲の何人かには話していましたが、不合格だったら診断士受験からの引退とこのブログの閉鎖を決めていました。
だから合格したのがわかったとき涙がとまりませんでした。
そして祝福いただいた方にコメントを書きつつ、ひとり夜中まで泣いていました。
こんな私から皆さんに言えることがあるとすれば・・・。
それは「正しい努力は人を裏切らない」ということです。
ひとえに「努力」といっても簡単なことではありません。
診断士を受験される方でしたら「努力」は皆さんしていることでしょう。
もちろんガムシャラに勉強を続けることも重要です。
でも「正しい努力」とは「合格するための努力」です。
「合格するための努力」は人それぞれ違うものであり、私がやってきたことがそのまま皆さんに当てはまるものとも思いません。
自分に何が足りないかじっくり見つめなおし「気づき」を見つけてください。
「気づき」を見つけたらただひたすら走り続けてください。
超真面目なエントリーになってしまいましたが、自分の気持ちをストレートに表現できるのは今しかないと思い、長々と書き続けてしまいました。
来年診断士合格を目指す皆さんが、満面の笑みを浮かべてこの日を迎えられることを祈念しています。

0
投稿者: kurogenkoku
トラックバック(1)