「ローカルベンチマークは事業性を「理解」するためのもの」
中小企業診断士
今日はリモート相談で缶詰めな1日。
どうもkurogenkokuです。
昨日は12月の続きで2社のローカルベンチマーク支援を行いました。
【関連記事】
ローカルベンチマークの実務支援を2社実施
https://blue.ap.teacup.com/motokuni/6861.html
ローカルベンチマークは「事業性評価の入口として期待されているツール」という定義がありますが、個人的には「事業性を評価する」のではなく「事業性を理解する」ために活用されるべきツールだと思っています。
「評価」というと、支援機関や金融機関が対象企業の経営の良し悪しを一方的に判定するためのもののように感じられてあまり好きではありません。それよりも同じ目線で対話をくり返すことにより、お互いが共通認識として対象企業の「事業の理解」を深めていく。その中で気づきや課題を見つけて、将来の成長発展につなげていく。これが本質ではなかろうかと。
他の先生と比べ、kurogenkokuの支援は時間と回数は重ねません。90分×2回の面談、そして最終報告会60分です。これでロカベンツール+最終報告会用のプレゼン資料(パワポで1,2枚)は完成です。これにはいろいろな考え方があることは承知で書きます。
1日6時間×5回とかじっくり時間をかけて、取引先企業を巻き込み、ポストイットカード等を用いて掘り下げていく。理想的な支援だと思います。一方、現実問題として、我々支援機関や金融機関は数多くの企業を対象として、事業性の理解に努めなければなりません。たくさんの企業にすそ野を広げていくためには、効率的かつ簡潔に対話を行いアウトプットを出していくやり方もあってよいと思っています。
今回の2社はkurogenkokuが全く存じ上げない、しかも馴染みのない業界の会社を金融機関に2社選定いただきました。わずかな時間でも対象企業に「あ〜、ローカルベンチマークに取組んでよかった」「また相談したい」と感じていただくことができるかどうか。
あとは最終報告会を残すだけですが、個人的には相手先の事業を十分に理解できたと思っています。
どんな答えが返ってくるか、とても楽しみです☆

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