2021/4/3

キヨシロー70!  日々の泡(日記)

昨日はキヨシロー70歳のおたんじょうび。
おめでとう、おじちゃん🎵
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RCもソロも熱心に追ってない。でもHISは持ってる(笑)
嫁がタイマーズやLOVE JETS、三宅伸司さんのアルバムを
持ってるので音源は結構聴いてる。

キヨシローは、どんとイベントに出演してたので
セムシーズ(笑)もマントショーも布団ショーも見れた。
改めて聴くと声がイイ。
原田郁子「銀河」にコーラスで参加してるんだけど、
その声がホントに優しい。おススメ♬
そして、結構笑える歌が多い。
HISの「渡り鳥」「スキー」、LOVE JETS「安藤ロイド」、
タイマーズ「税」「偽善者」とか滅茶苦茶笑える。
だから昨今のキヨシローを政治からみ原発からみ「だけ」で語る風潮は好かん。
「COVERS」は素晴らしいがあくまでキヨシローの一部。
でも音楽雑誌も高齢の評論家も反権力・反骨ばかり語る。
分かり易い部分だけ大雑把にまとめて取上げて済ませてる。
寧ろ若いシンガーの方がキヨシローを多面的に楽しんでる。

オッサンのロックファンがよく語る
「現在のロックシンガーは政治を歌わないのはダメだ!」
「キヨシローを見習え、キヨシローに謝れ」にもウンザリ。
他人を批判するなら自分の言葉で語れよ。
キヨシローを利用すんじゃねーよ。
それ、キヨシローに失礼だ。何よりキヨシローの歌が可哀相だ。
人を殴るなら他人の手を借りるな。自分の拳で殴れよ。

面倒くさい世の中、偶に思う。キヨシローがいてくれたらと。
でも、それもダメだ。
良い齢した大人がいつまでもキヨシローにすがってんじゃない。
自分でやれ自分で変えろ。キヨシローも独りでそうしてた。
だから、キヨシローを祭り上げたり崇拝したり利用しない。
ただ、歌を聴いて笑って泣いて踊って楽しもう。
それこそがキヨシローへのサイコーのリスペクトになるはずだ。
ま、この文章もキヨシローを便利に利用してるね(^^;
ゴメンねキヨシロー。
そしてあらためて、おめでとうおじちゃん。大好きだよ💗

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2021/3/18

ノスタルジー、センチメンタル&解放〜ヤァ40年目の武道館・佐野元春  佐野元春

元春40周年記念ライブ@武道館。開催のニュースを聴いたとき心が躍った。
早速チケットを手配し無事ゲット。何たってタイトルがイイ。「ヤァ!」が元春らしい(笑)

ただ、直前になって嫁@パンダが行けなくなった。残念だけど仕方ない。
Twitterで募集したら無事引き取っていただきました。感謝☆
当日は豪雨。元春=晴れ男のイメージあるけど何気に雨天が多い様な(^_^;
朝、お線香を上げて逢えなくなったMOTO友さんたちに話しかけた。
今日は記念ライブ。オレと一緒に観ましょう(オレと一緒は嫌かも^^;)

武道館に到着しTシャツ交換。MOTO友さんと談笑。皆さん元気そうで何より。
チケット受渡も無事終了し、いよいよ入場。
席はアリーナ7列目という好席!アッキー&KyOnさん側。
今日のライブはコロナ対策でマスク着用&声出し禁止。
だけど、元春のライブで歌わない自信は無いぞ(笑)
客電が落ちて・・メンバー登場。全員黒の衣装。元春も登場。
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スタート曲は「ジュジュ」。「境界線」と思ってたので意外。
COYOTE+KyOnさん、拓ちゃん、西村浩二、スパムの最強最高の布陣。
バンドのオトが鳴った瞬間、「オレは帰ってきた!」と思った。
ソリッドだけど温かい。聴いた瞬間、笑顔になった。
やっぱり、オレのHOMEは此処だ。元春のライブだ。

前半はハートランドクラシックスが続く。どれも好きな曲ばかり。
元春が都度「知っていたら歌ってほしい・・・ココロの中で」と言うのには笑った。
これ一緒に歌えないって・・・ハッキリ言って拷問です(T▽T)
アッキーのミョーなアクションに思わず声出して、笑い出しそうになって困った(T▽T)

旧い曲が演奏されたが元春のシャープな声とアクション、バンドの素晴らしい演奏で
決して「懐メロ」にはならない。でも・・オレは何か矢鱈昔を思い出してたな。
「Rainbow In My Soul」では元春もお客さんも指を虹の形にして振った。
初めて見た元春のライブ「Land Ho!」でもこの歌が歌われて皆でこのアクションしたな。

ずっとハートランドクラシックスだったけど途中で「愛は分母」「合言葉」が歌われた。
「合言葉」の説明で「このンデミックの中で作った曲」
と元春が「パ」を強調して発音してたのに笑った(T▽T)
「夢を節約しよう」の歌詞が素晴らしい。こういう表現を歌に出来る元春はやっぱり凄い。

その後、前半の個人的クライマックスが来た!
ビートが強くなった「ヤァ!ソウルボーイ」に続いてはなんと「ロックンロールナイト」!
演るとは思ってたが、こんな早く歌うことに吃驚。
元春の空の果てまで伸びるような力強いシャウトを聴きながら色々思った。


 ゴールデンリングは瓦礫の中にあるんだ。泥塗れ血塗れになって掴まないとダメなのかな?
 たどりつきたい・・か。たどりつきたい場所って何処だ?何だ?
 オレは・・別に行きたい場所はない。目指す場所(夢、理想)は無い。
 たどりつきたい場所は無いけど毎日無事、家に帰りたい。それだけでイイのかな?

続いて「ヤングフォーエバー」!KyOnさんがギターを鳴らし前に出てくる!
KyOnさんのギターが好きな自分には盛り上るシーン。でも、この曲・・ダメだった。
逢えなくなった友人に手紙を描く歌。今日ここに居ない、逢えなくなった友を想った。
ヤバい、涙が出てきて止まらないぞ。ステージが真っすぐ見れない。
でも、KyOnさんに子犬の様にじゃれるアッキーの姿はチャンと見たよ(T▽T)

この3曲はいずれも「友を想う」歌。見ながら、MOTO友さんと過ごした20年を想った。
20年前までは元春のライブは1人で見てた。
でも20年前の元春武道館で多くのMOTO友さんと出逢い、何人かと交流がはじまった。
20年前から元春のライブはMOTO友さんと見てる。同じハコに友がいる。
そして・・横には嫁@パンダがいる(この日は居ないけど^^;)。
普段、元春のライブを見て「昔」を想い出すは・・ない。
でも、この日は矢鱈「昔」を想い出してた。
それは想い出せる「昔、想い出」がオレにできたってことだ。それサイコーじゃね?
「ノスタルジーとセンチメンタル」は・・あまり好きじゃないが、
この日は自分に許そうと思った。元春のライブだし40周年だし(^_^;
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後半はCOYOTE曲連発!
「禅ビート」後半のフカヌーとアッキーのギターソロに熱くなる。ウ〜声出したい。
「バイ・ザ・シー」でKyOnさんが指揮者風のアクションをしたのには笑った。
「東京スカイライン」のオトの解放感に魅入られた。
そしてゾーイ話から「エンタテイメント!」も良かった。
この曲の歌詞は結構辛らつ。
でもコロナ下の世界の空気に「おじけづく」ボクみたいな人間にも寄添ってくれる。
それはCOYOTEの他の曲もそう。どの曲も決して明るくない。シリアスでくすんでいる。
旧い曲でもコロナ下の現在をチャンと映し出してる。
だからと言って聴いてて憂鬱な気分にはならない。
元春とCOYOTE、KyOnさんのゴキゲンな演奏に笑って踊れる。
「エンタテインメント!」のゾーイ話とその後の演奏には解放された。

そして最後のハートランド4連発!
「New Age」の「雨に向かって歩いてゆく」の元春アクションに声出したい!
「悲しきレイディオ」演る?これ声出して歌えないって何のプレイだ(T▽T)
「ムード盛上れば〜」思わず声出しそうになって手で口を抑えた!
「サムデイ」「アンジェリーナ」はもうひたすら拍手した。
この2曲、歌わないで聴くと改めて「良い曲」だと想った。
元春は40年・・・ひたすら良い曲描いてファンと向き合ってきたんだな。そう想った。

ここで一旦締め。メンバー全員が去った後、元春は客席に向かって手を振る。
初めて、1階や2階を見た。皆さん立ち上がって拍手拍手。
顔は見えないけど、きっと満面の笑顔なんだろう。絶景だ〜。

アンコールは「約束の橋」。間奏で元春がハープを鳴らすのが嬉しい。
自分に向かって「いままでの君はまちがいじゃない」と胸を張っては言えない。
マチガイだらけの人生だったし現在も懲りずにマチガイを繰返してる(^^;
でも、元春の歌を好きになった、元春を追いかけてきた自分に対しては、
「オマエはまちがってない」と胸を張って言えるv(^^)

アンコール終了後、元春は「音楽とライブは自分にとっては無くてはならないモノ」
と話した。そのメッセージに客席からは温かい拍手が湧き起った。良いシーンだった。
最後スクリーンに「Happy Birthday!MOTO」のお祝いが色んな国の言葉で映された。
元春はそれを見てビックリして・・その後、満面の笑顔になった。
サイコーの笑顔だ。毎回ライブで元春のゴキゲンな笑顔を観ると解放される。
ハッピーバースデーを声出して歌えなかったのは残念だけど、
あの笑顔を観れただけで満足だった。

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ライブ後は規制退場。外に出ると雨は上がって晴れてた(^^;
看板の前のMOTO友さんと落ち合って談笑。
いつも思うけど元春のライブが終わった後、MOTO友さんの満面の笑顔を
観るのはホントに楽しい。この瞬間がホントにハッピー♬
ある意味、この時間はオレにとって「いつか」なのかも知れない。
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ホントはライブの後は打上げ呑み会!と行きたいけどコロナ下ではそうはいかない。
大体、もうお店も締まってるし。そのまま駅に向かって解散。
コロナが明けたらまた集まって痛飲しましょうねV(^^)

ボクはゴキゲンな気持ちで帰宅。
嫁にお土産の元春Tシャツ(曲名入り!)とキーホルダーを渡すと
嫁@パンダは少し嬉しそうだったV(^^)
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素晴らしいライブだった。でも、もっとライブで聴きたかった曲がある。
「コヨーテ、海へ」「黄金色の天使」は聴きたかったな。
「世界は慈悲を待っている」「星の下 道の上」も演奏されなかった。
「ヤングブラッズ」も「ソーヤング」も演奏されてないぞ。
元春もしかして大阪城ホールはセットリスト変えるとか?\(T▽T)/
ま、それはそれでイイ。
29曲3時間、元春とCOYOTEグランドロッケストラの素晴らしい歌と演奏、
十分満足だ。
そして・・・このライブ逢えなくなったMOTO友さんもきっと来てたはずだ。
だから・・・あの日、あんなに色々想い出したんだろう。
振返るのも偶にはイイよね?想い出を自分に贈っても悪くないよね?
元春のおたんじょうびなのに、色々なモノを贈って貰った。
ありがとね元春☆

↓そして最後に、ヨモちゃんから元春に「おめでとう!」のメッセージ🎵🎵
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(セットリスト)
1. ジュジュ、2. ナポレオンフィッシュと泳ぐ日、3. 新しい航海、
4. レインガール、5. ダウンタウン・ボーイ、6. Raiwbow In My Soul、
7. ハートビート、8. ワイルド・ハーツ – 冒険者たち、9. 愛が分母、
10. 合言葉 - Save It for a Sunny Day、11. ヤァ! ソウルボーイ、
12. ロックンロール・ナイト、13. ヤング・フォーエバー、
14. 朽ちたスズラン、15. 禅ビート、16. ポーラスタア、
17. バイ・ザ・シー、18. 東京スカイライン、
19. La Vita è Bella、20. エンタテイメント!、21. 純恋(すみれ)、
22. 誰かの神、23. 空港待合室、24. 優しい闇、
25. ニュー・エイジ、26. 悲しきレイディオ、
27. SOMEDAY、28. アンジェリーナ
(アンコール)
29. 約束の橋〜HAPPY BIRTHDAY!MOTO
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2021/3/15

12ねん  

「天使は今来ますって 本当さ ウソじゃないんだよ」(Fishamns「頼りない天使」)

今日はヨモちゃんがウチに来た日。12年経ちました。
かぞくきねんびということで、嫁@パンダは休み。ボクも午後半休。
こんな日に仕事してられっか!(゚゜)\バキ☆

生きてると何だかなぁとか嫌だなとか面倒だな・・・が沢山ある。
そんなときヨモちゃんを撫でると手がシアワセになる。
怒りが収まる。
ウチで仕事してるとき、ヨモちゃんの寝息(ピーキュースピー)が
聴こえてくると顔がゆるんでくる(^_^;。
くだらないことが全部どうでも良くなる。

このコはボクにとって色んな歯止めになってくれてる。
ありがたいコです☆

ヨモちゃんウチに来てくれてありがとね。
オレたちを選んでくれてありがとね。
これからもゴキゲンに笑って過ごそうな☆

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2021/3/11


写真は2011年9月、仙台にボランティアに行ったとき見た塩釜の朝焼け。
今日の晩御飯は週末いわてプラザで買ったホタテラーメンだった。美味かった、
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あれから10年経った。
節目なのか、区切りなのかオレにはワカンナイ。
節目にしたい人、区切りたい人はそうすればイイ。
忘れたい人、思い出したくない人も自由にすればイイ。

東北が好きだ。「好き」に節目も区切りもあるか。
今日も、明日も、明後日も、その後もずっと「好き」でい続ける。
この日は「好き」を確かめる日だ。それだけ、だ。

何も傷ついてない何も喪ってない東京人のオレがSNSの隅っこで
自分の想いを語ったところで東北の人の腹はふくれない。
好きなら行け。行けないならモノを買おう。寄付しよう。
東北をサポートする人の活動を紹介しよう。
ウダウダ言ってる間に東北に役立つことをしよう。
それがオレの「好き」になるってことだ。

去年はコロナのせいで東北に行けなかった。逢いに行けなかった。
だから、コロナ早く消えろ。
これ以上、オレが東北に行く邪魔をすんな。
明けたら、逢いに行くぜ☆
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2021/3/1

花束みたいな恋をした〜私的坂元裕二論(笑)  Art・本・映画

話題の映画「花束みたいな恋をした」。興行収入1位の大ヒット。
基本、ヒット映画は見ない(笑)、恋愛映画も見ない(笑)ボクですが
大好きな坂元裕二の脚本ということで先週23日の祝日に観てきました。
上野TOHOシネマの午後の回で見たけど、ほぼ満員。
客層は若い男女カップルだけで無く男同士、女性同士、年配の夫婦と幅広い。
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趣味が似通った若い男女が出会ってから別れるまでの5年間を描いた映画。
ストーリーは公式HPをどうぞ(笑)
https://hana-koi.jp/

で以下映画の感想を。
見終わってから何度もこの映画の感想を書くことにトライしたけど上手くいかない(^^;
オモシロかったし凄く楽しめたのに・・・何故だろう?
で、長年坂元裕二が手掛けるドラマを見てきたファンの視点で感想を書きます(^^;

上にも書いたが、この映画凄く楽しめた。
軽やかに始まり、軽やかに終わった。オチにも笑ったし終わった瞬間拍手した。
中盤、主人公2人の間にズレが生じてからはヘヴィーな場面もあったけど、
嘗てみた坂元裕二のドラマに比べれば引きずるような重さは無く、
爽やかな気分で映画館を出た。

で気づいた。こんな軽い爽やかな気持ちで見た坂元裕二の作品って嘗てあったろうか?
ボクが坂元作品にハマったのはフジ2007年ドラマ「わたしたちの教科書」以来。
それ以来「Mother」「それでも、生きてゆく」「Woman」「問題のあるレストラン」
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「カルテット」「anone」
「Living」「スィッチ」と殆どのドラマは見ている(「最高の離婚」は見てない(笑))。
坂元さんのドラマは、どれも違う立場にいる人物が話しながら、ぶつかり合い、
お互いを理解していく・・・。大雑把にまとめれば、そこが見どころだと思う。
その中で独特のセリフ使い、モチーフとなるような小道具、途中でのどんでん返し。
観る側は、それぞれの人物に感情移入し、その言動に振り回されニヤニヤし泣き・・
途中はヘヴィーな展開があっても、ラスト明確な解決が無くても、
「ま、イイや」と幸福な気持ちでドラマを見終える。

でも、今回見た「花束みたいな恋をした」は過去の作品と異質だった。
いや、この映画も独特のセリフ坂元節は健在だし他のドラマ同様、色んな仕掛けがある。
2020年麦と絹が同じレストランにいるシーンが、2人の出会いかと思ったら
実は2人はもう別れていて、ここから5年前に遡る。。という展開には
「やられた!」と思った(T▽T)

そこからの怒涛のモノローグ、2人のサブカル会話にも一々笑った。
前半の2人が海岸でイチャイチャしてる背景に「死と恋の終わり」を
語る絹のモノローグを被せるシーンには「流石坂元裕二!」と膝を打った。
イラストレーターとして全然食べていけない麦の焦燥や
職場で同僚から少し仲間外れの絹の様子も坂元裕二らしさを感じた。

一方で、前半の2人の恋模様をキラキラしたトーンで描く展開に違和感があった。
過去、坂元裕二が描く恋愛はこんなキラキラしてなかった。
「いつかこの恋を‥」も「anone」もヒリヒリしててくすんでた。
対して麦と絹の恋の始まりには、そういう痛さやヒリヒリ感が全くない。
好きなことについて話して、好きなことをして・・・凄くキラキラしてる。
あれ?坂元裕二が描く恋ってこんなんだったっけ?
楽しく見つつも・・どこか違和感があって正直入り込めなかった
(それはキラキラした青春が無く恋愛経験が乏しいボクの感じ方の問題化も^^;)

だから、麦が就職してから絹とズレが生じる中盤からのシーンに入り込めた。
好きなことを仕事にしたい、仕事を楽しみたいという絹に対し
仕事は責任、生きる手段、稼ぐためなら何でもするという麦。
このシーンは刺さった。痛かった。
前半のHappyさとは対照的に生活というリアルをチャンと描くのは流石だと唸った。

一方で、麦と絹はそれ以上はお互いに真剣にぶつかろうとはしない。
それぞれの世界で生き、お互いを労わるも思いやるもない。
互いの欠点を声高に非難するシーンも無い。
無言のまま、お互いの埋められない裂け目を想いつつ・・・別れに向かう。

スンナリ別れに向かう展開に、もっと葛藤があっても良いんじゃないかと思った。
坂元裕二らしくないとも思った(面倒くさいファン ^^;)。
坂元さんのドラマには、いつも感情のぶつかり合いや葛藤があった。
或いは、コトバにならない感情をやっと絞り出すみたいなシーンが必ずあった。

でも、この2人の別れはそうはならない。ドロドロ展開は無くキレイに別れる。
最後、別れを決めたレストランのシーンでは別れたくない麦と別れたい絹の
ぶつかり合いがあったが・・・それでもキレイすぎる。
でも・・・でも・・・別席の嘗ての自分たちに似た若い2人の恋のはじまりと
麦と絹の別れを決める光景を対比して描くシーンは素晴らしかった。
こんな別れの描き方があるのか!と感嘆した!
(ホメてんのか落としたいのか、どっちやねん(゚゜)\バキ☆)

別れを決めた後も絹の引っ越し先を探すのに時間が掛かること、
飼い猫をどっちが引き取るかを決める。
一緒に棲んでる2人が別れるって結構大変なのだ。手続きが色々あるのだ。
恋愛がリアルな日常生活の上に成り立ってることをチャンと描いてる。
恋は夢物語じゃないのだ。現実なのだ。そこを描く坂元裕二凄い!

そして2人が別れて2020年の最初のシーンに戻る。
2人とも横に現在の恋人がいる。
お互い知らんぷり。会話もしない。ましてや、また恋をはじめようとしない。
さりげなくバイバイする。そして最後の最後のオチ。
ここ、ホント笑った。素晴らしい終わり方だった。拍手した。


坂元裕二らしくないといいつつ・・・結局大絶賛で終わってますね(^^;
いや、麦と絹の周囲の人物について深く描写していない。
麦と絹と周囲の人物の係りが表面的で全然深くない。
過去あれだけ群像劇を深いレベルで描いてきた坂元裕二なのに・・・
今回は麦と絹以外の人間を全然描いてない。
とまぁ色々意見はあるけど・・・それでも楽しく見れた。

菅田将暉と有村加純の若い2人が画面の中でイキイキ動いていた。
出逢ったころは幼く、別れるときは大人の顔になってる。この2人素晴らしい。
大友良英の音楽もキュートでよかった。
そして。。。今回、感情のぶつかり合いや葛藤や群像を描かなかった。
それは・・寧ろ、坂元裕二が新しいフェーズに入ったと喜ぶべきではないか。
「違う立場の登場人物が話し合ってぶつかり合う群像劇」のパターンから
「分かり合えてると思ってた登場人物が実は分かり合えてなかった」
そんな作風に変わっていったのかもしれない
(「Living」や「スィッチ」にもそういう萌芽が見られたし)。

文句をいいつつ、この映画楽しんだ。
映画見終わった後もパンフやユリイカの坂元裕二特集読んで反芻してニヤニヤしてる。
今日は、ついにシナリオブックも買ってしまった!(゚゜)\バキ☆
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そして・・嬉しいことに坂元裕二の新作ドラマが春から見れる。
「大豆田とわ子と三人の元夫」。松たか子主演というだけで今から楽しみ。
絶対見ます。4月の朗読劇舞台もチケット何とかゲットして見に行きたい!

ヨモちゃん、お楽しみはこれからも続くぜ。たっぷり楽しませてもらいますよ☆
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