2007/6/24
明日の神話ふたたび Art・本・映画
岡本太郎さんの「明日の神話」が今、東京都現代美術館で展示されてる、
ということで昨日、嫁と見に行ってきました。
木場公園の中にある広大な美術館。
↓「MOTO」ではありません(笑。「MOT」です。当美術館の略称です。

1階展示場に入ると、最近の若手作家の作品が展示されてました。
タナカカツキ、奈良美智さん、大竹伸郎さん、個性的な作品が並ぶ。
奈良さんの絵をナマで見るのは初めて。
3階展示場には太郎さんや他の作家の彫刻や絵が展示。
そして大ホールに入ると・・・ありました。「明日の神話」が。


ウレシイことに写真撮影OK。
嫁は太郎さんに勝負挑むがあまりの凄さに試合放棄。
「いや〜太郎の旦那にはかないませんや」とのこと。(^_^;
嫁はこの絵を見て「楽しそう」と言った。ボクは「恐ろしい」と言った。
二人の感じ方の違いがオモシロい。
前の汐留では野外で展示されてた、対して今回は室内。
でも室内展示だからって・・・作品の迫力が薄まることはない。
この作品の持つ熱、エネルギー、呪力にただ見入るだけ。


絵じゃない、まるで猛獣、獣。怖い、でも美しい。
絵なのに、ココロの中に問いかけてくる。挑んでくる。
自分が悩んでいることが小さくつまらなく思えてくる。
ただ黙ってみてました。この絵を前に解説や感想なんて不要。
息ができず、ただ見ているしかない。
ずーっとみていたかったけど・・その場を辞して会場を後に。
アートショップで敏子さんが著した太郎さんの発言集を購入。
外に出ると天気は善くて下町の風情がイイ感じ、やっと一息。
夜は嫁と上野の豚料理屋で豚三昧。美味しかった〜!!
今日は太郎さんの発言集を読んでます。
個性が強く子供の頃、いじめられっこだったこと。
画家デビューしてからもさまざまな批判に晒されてたこと。
その中で決して自分を曲げていないこと。
その発言の強烈な意志力に・・・・ただただ唖然。
凄い。
こんな風になりたい、
こんな風に他人の目も批判もなぎ倒す強さが欲しい。
太郎さんのようになれるとは思わない。
ただ、その作品観て「キレイ」と言ってるだけじゃどうしようもない。
エネルギーをもらって取り込んで自分のパワーに変えないと。
見に行ってよかった。そして・・きっとまた見に行こう。絶対に。
