2009/11/3

明日の記憶  コトバの杜

今週は仕事の合間に「明日の記憶」の原作本を読む。
作者は荻原浩さん。過去「神様からひと言」「メリーゴーラウンド」を読んだ。
軽い感じで読めて且つ最後はほろりとさせる「上手い作家さん」だ。

主人公は50歳。広告代理店の営業部長を努めるモーレツサラリーマン。
家庭よりも仕事が大事。でも家族も部下も仕事も大切にしている。

最近物忘れが酷い。俳優の名前、同じ会社のスタッフ、客先の担当者の名前を度忘れ。
頭痛も酷いため医者に行ったら「若年性アルツハイマー」と診断される。
主人公は悩み、会社に自分の仕事のことを隠し普通に働こうとする。
でも、お客の会社の場所を忘れたり会議をすっぽかしたり結局はバレテ左遷。
娘の結婚を機に会社を辞めて好きな陶芸に凝るが・・更に病状は進み・・・。

映画を見て大体の粗筋は知ってたけど主人公の感情のゆれが丁寧に描かれていた。
「仕事をほうりだすわけには行かない」そうやって主人公はがんばる。
でも会社は・・・別に主人公がいなくてもやっていける。それが現実。
それどころか・・・病を押して頑張った主人公を切り捨てる。
まぁそうだろう。会社は利益を出す場所。要らない社員は切り捨てて当然。

一方、妻は必死に主人公を支える。見捨てることなく。たった独りで。

主人公はやがて病気への向かい方、家族との在り方、何より自分について考え出す。
アルツハイマーについても・・受容れようとしはじめる。
「私自身が私を忘れても、まだ生命が残っている。そのことを初めて嬉しいと思う」と。

そして・・・最後、主人公は総てを忘れる。総ての記憶をなくしてしまう。

映画を見たとき。。ラストシーンがとても哀しかった。つらかった。
主人公は一番大切なヒトのことも忘れてしまった。それがたまらなかった。

でも・・この本を読んだとき・・別の感想をもった。
主人公は総てを忘れてしまったけど・・・
それでも・・最後・・・「一番大切なヒト」を見つけたのだ。
記憶がなくなっても見つけることができたのだ。

そう想ったとき、これはステキな話だと思えた。けっして哀しい物語じゃないと想った。

とても温かいキモチで読み終えました。今なら映画も別の感想をもてそう。
こんど、もう1度見てみよう。


今日、嫁と北千住にお買い物に行きました。
嫁はアクセサリーに興味を持った様子でしたが結局買わずじまい。
「クリスマスにプレゼントしようか?」と聞くと
「ホントに欲しいものは自分で買う。そうでもないものはおねだりする」
とのこと。嫁がかって「おねだりした」ことないので
「どういう風におねだりするの?」って質問したら

 「買え」「買い与えろ」とのこと!!!\(T▽T)/\(T▽T)/

>嫁。それは「おねだり」とは言わず「命令」って云うんですよ。
このヒトは・・・・ホントにオモシロいヒトです(^_^;
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