2010/9/14

伊坂幸太郎「魔王」  伊坂幸太郎

ここ2ヶ月ほど伊坂幸太郎にハマッている。
ポップでオフビート。クールだけど熱さを失っていない。
最後にどんでん返しが用意されて爽快な気分になる。

文庫本既に8冊を読破。今「重力ピエロ」を読んでます。
「ゴールデンスランバー」早く文庫化しないかなぁ。

で今日、紹介したいのはこの本「魔王」。
丁度わが国の新しいリーダーも決まった日だし。
結局前と同じ人だけど(^_^; 

舞台は日本。今と同じで政治的混乱が続いている。民衆は政治に無関心。
そこに若手のカリスマ政治家犬養が登場。
断固とした姿勢で政策を進め結果も出す。遂には総理大臣になる。
一見万々歳。でも・・・ホントにそれでイイのか?

会社員安藤は犬養に不信感、疑いを持つ。彼はヒトラーを目指してるのでは?
彼はファシズムを実現しようとしているのでないか?
そこで安藤はある能力を使って彼に対抗しようとするが・・・。

時間は流れて安藤の弟の潤也のエピソード。彼も兄同様ある能力を持つ。
犬養は総理大臣として辣腕を振るい、遂には憲法改正も進める。
潤也は「クラレッタのスカートを直そう」とする。
(「クラレッタのスカート」についてはぜひ調べてください)

兄弟2人の行動は決して世の中を変えたわけじゃない。
下手したらただの妄想?思い込みかも知れない。
でも・・・読んでて凄く感銘を受けた。
安藤は言う「考えろ」「でたらめでイイから自分の考えを信じて対決すれば世界が変わる」
潤也は言う「俺はそれでも水に流されないで立ち尽くす一本の木になりたい」

これは「個人」の物語だ。
小さな「個人」が大きなシステム、状況に対して何が出来るか?を問いかける。
そんな物語だ。

これを読んだとき元春の「月と専制君主」の歌詞を想い出した。
「あの専制君主の目を盗み今がチャンスだぜ。思いのたけ奴らの悪口をたたけよ」

ボクはこの国のリーダーにカリスマが登場したらいいなと思う。
国民目線や民衆の声を聞くことなんて期待してない。
そんな大衆に迎合しなくていい。やるべきことをやってくれればいい。
主張すべきを主張し、切り捨てるべきは切り捨てたらいい。

唯一、最低限の生活・平等・幸福・安心は保証してほしい。
今の日本はこれさえも保証されていない。当然の要求だ。

でも残念ながら今の日本にそんなカリスマ政治家は居ない。
そんな人はいないとあきらめている。
小泉さんは多少そういうムードを持ってたけど結局「ダメ」だった。
小沢さん・・・。みんな実行力あるというけど具体的にどんな成果がある?
鳩山さんや菅さんが困っているとき彼が何か支援をしたか?
ただ何となくムードで持ち上げてるだけじゃないの?
かといって菅さんが何か実績あるか?というとこれも返事に困るが^^;

まぁ下手に勘違いしたカリスマが登場してヘンな方向に行かれても困る。
一応決まったんだし今いる人に期待するしかない。

とりあえず・・・仕事をしてくれ。チャンとやるべき仕事を。
サラリーマンも自営業も主婦もみんな自分の仕事をやってんだよ。
あんた等はその人たちを守る「責任」と「義務」があるんだ。
だから一生懸命働いてくれ。途中で投げ出すなんてトンでもない。
そして、何でもいいから「結果」を出してくれ。みんなが喜ぶ結果を。

期待はしない。カリスマも望まない。ただ責任を果たしてくれ。
これ以上オレたちを失望させないでくれ。望むのはそれだけだ。

チャンと「見てる」からな。いつまでも騙されねーぞ。
「個人」をなめんなよ、ホントに。だから頼んだぜ☆
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