2011/5/5


昨日はこのGW最大のイベント岡本太郎展と山口洋ライブ。
太郎展は盛況と聞いてたので早目に出ました。
http://www.momat.go.jp/Honkan/okamoto_taro/index.html
会場は竹橋にある東京国立近代美術館。皇居や武道館の側にある。
予想通り大勢の観覧者で溢れてる。入場券は前売りで買ってたのでスンナリ入れた。
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今回の展覧会のテーマは「対決」。太郎が今まで対決したものをテーマ別に展覧。
ピカソ・きれいな芸術・わびさび・進歩と調和・消費社会・戦争・自分自身。
社会の中で在り難がってる物・当たり前となってる事に対する闘争の歴史。

入場していきなり「ノン」の彫刻。嫁はこれを見て大喜び。
奇天烈な彫像が並んでいる。みんな禍々しく楽しそう。
その後、延々続く強烈な絵。ヘンなイキモノで溢れてる。
ある子供が「おばけの絵がイッパイ」と喜んでたけど、言い得て妙。

「重工業」という作品が「社会風刺の作品」として高く評価されたことに
太郎さんは腹を立て「もっとワカラナイ作品を作ってやる」と描かれた「森の掟」。
中央を鮫みたいな怪物がのたうちまわっている。鮫の頭にはジッパーが。ワケわからん。
「夜」という初期の作品では若い女性が暗い森と向かい合ってる。
彼女は鋭いナイフを隠し持ってる。ボクが一番好きな作品。胸にズシリときた。

どいつも遠慮なんかしない。誇り高く叫び嗤い生を謳歌している。奴等の声が聞こえてくる。

 ゛オマエはホントウにイキテルノカ?゛
 ゛オマエはイマノママでイイノカ?
 ゛オマエはホンキでタタカッテイルノカ?

胸を張って真っ直ぐと「YES!」と言えない自分がいた。
最後のコーナーは「眼の部屋」。晩年描いた「眼」をテーマとした作品が並ぶ。
どれも熱く燃えたぎって爆発してる。70、80の爺さんが描いたものじゃない。
フツー年老いたら枯れたり成熟したり老成するもんだろ?
こいつら、新鋭の若手が描いた様なパワーに溢れてる。滅茶苦茶パンクじゃん。ズルイ、こんなの。

とても楽しい展覧会だった。でも、いつもどおり打ちのめされて出てきた。
嫁は凄く満足そう。「太郎に勝った?」と聞くと、力強く頷いて拳を上げた。
オレは・・・・敗けたな。完敗だ。
敗けたが、ただ敗けはしない。オレだってココロの中に「あっかんべぇ」と「ナイフ」は持ちつづけよう。

その後は近場を歩いて嫁と別れて横浜に向かう。山口洋のライブを見るために。
ヒロシのライブは2月渋谷以来。その後に地震が起きた。現在(いま)の彼の歌を聴きたかった。
会場はサムズアップ。2年ぶり。
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友人と同じ席で見る。スペシャルメニュー東北バーガーは残念ながら売切れ。
でも美味しいお酒とお料理を堪能。予定より少し遅れてヒロシ登場。

ヒロシは黒シャツ。なぜか胸元を大きくあけている。コレクターズの小里クンみたい。
「Oh Shenandoah」でスタート。空気が柔らかく震えだす。ギターの音が心地いい。
ヒロシの後ろにアメリカの荒野が見えた。幻影。妄想の中のロードムーヴィー。
「トーキョーシティヒエラルキー」。横浜をネタに歌詞を変えてる。客席大笑い。

ライブを見るたびに思うが声が本当にイイ。そしてギターの音色が美しく豊かだ。
ただキレイなだけでなく同時に熱い。熱い波を浴びせかける。

そして「ガールフレンド」。父の顔が不意に蘇える。自分の中で色んな声がざわめく。
「オマエはあのときアレでよかったのか?」
「オマエはあのときなにをしてあげた?なにをできた?なにもしてないだろう?」
声が渦巻き一瞬混乱する。でもヒロシの歌声を聴いているうちに落着く。
同時に、以前は明確に浮かんだ父の面影で薄れてる。ボンヤリとしてる。
少しづつ・・消えてる。・・・それはイイことなんだろうか?

父の命日にこの歌が聴けたこと。それはただただサイコーだった。

第二部はヒロシの友人沖縄のシンガー大島保克さんのコーナー。三線で旧い島唄を奏でる。
ヒロシとは別の意味で場の空気が変る。ゆったりとした時間が流れていく。
ヒロシが波ならこの人は風。南から涼しい風を運んできた。そんな感じだった。

途中でヒロシがギターとして参加。一気に音の幅が広がる。
最後は2人で「Now Here Man」。日常的な風景、その裏に眠る闇と裂け目。
この曲は昔苦手だったけど・・・だんだん好きになった。
そして今自分が想うことをピッタリ言い当ててくれてる、そんな気がする。

アンコール。ヒロシは福島に行って感じたことを話す。
「まだ音楽を届ける段階にない」「一匹狼のオレだがやれることをしたい」
ファッションブランドと組んで震災復興プロジェクトを立ち上げたことを宣言。
個人が出来ることをやる。素晴らしい。
ヒロシのアクション、大いに応援したい。オレも負けない。何かやろう。

2人で月の唄。ヒロシは「満月の夕」を。ギターと三線の音が響く。
「解き放て」の歌詞がスーッと入ってきた。
ライブはここで終わり。ライブの後も席に残って食事&友人と話す。
楽屋から出てきたヒロシと握手してもうた!!キンチョーした!(T▽T)

友人とは別の場所で二次会。ヒロシ話に花が咲く。楽しかった〜!次回もヨロシク。

太郎さん、ヒロシ。自分に正直に生きて闘ってる2人に触れてサイコーの1日でした。
でも、親の命日にこんな楽しく過ごして良かったんだろうか?
4年経った。もう忘れてる。消えかかってる。それって親不孝なんだろうか?
それとも、もう良いんだろうか?もう自分を後悔の呪縛から解き放っても。解放しても。
・・・・ワカンナイ。

ただ「展覧会見て楽しかった」「ライブ行って楽しかった」だけでは終りたくない。
素晴らしいアート・音楽に触れたなら自分の生に、日常に活かしたい。
TAROやヒロシにはなれなくても、何かをしたい。自分にできる闘いをしよう。
それが亡くなった父への供養にもなるはず。そんな気がする。

今日は1日猫めぐり。沢山の猫さんと遭遇。甘えっコも多かった。
GWも今日で終わり。ヨモギ、残ったお休み。イッパイ楽しもうね☆
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