2012/6/17

一期一会〜仙台荒浜ボランティアレポ  東北のためできること

金曜日の夜仙台荒浜にボランティアに行ってきました。
ここに行くのは昨年11月以来。ボクが初めてボランティアで訪れた地。だから想い入れが強い。
津波で徹底的に傷ついた景色。あれを忘れたことはない。だから、また来ようと決めてた。
今回はいつものグリーンバードでなく旅行会社JTB企画のボランティアツアー。
金曜日の深夜、ツアーバスに乗って仙台に向かう。老若男女40人が参加。
CoccoやHEATWAVEを聴きながら戦闘モードに入る。血が滾る。興奮してよく眠れない。
早朝、菅生サービスエリアに着く。天気が曇りで陽の出は見れず。残念。
構内に「原発避難の方は・・」と書いてるポスターが貼ってある。気が引き締まる。
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周囲を散策。他にもボランティアツアーのバスが停まってる。
みんな「東北を見棄てていない」。そう思うとうれしかった。
構内に大きな松が生えてる。大きく強く逞しい。見てて力が湧いてきた。
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仙台若林区に到着。街は緑で溢れている。稲が生えてる田んぼが続く。
更に行くと雑草しか生えてない畑が増えてくる。作付けに入れない畑も多いんだな。
亀裂が入った畑。破壊された建物も見える。被災地の光景、過去何度も見ている。
でも慣れることはない。絶対ない。何度見てもココロが痛くなる。ざわざわする。
窓の外に見える「現実」。ただただ見るしかなかった。

ただ、破壊された建物が以前に比べて減っている。撤去されキレイな更地になってる。
荒れた農地も整地が進んでいる。この半年で復興が進んだんだな。少し安心した。
海岸近くでバスを降りて見学。基盤しか残ってない住宅が続く。
でも、ここもキレイに撤去されている。以前は倒木が多かったけど除去されている
幾つかのお家の前には花が咲いてる。避難した住民が戻って植えたんだろう。
また幾つかの家には黄色いハンカチが結わえられている。
この地区は「災害避難地区」に指定されている。津波の危険があるのでここには住めない。
黄色いハンカチは戻りたい方の意思表示。
「荒浜に戻りたい。人が住まなくなってバラバラになると街の歴史、文化が消える」
そう訴えた看板があちこちに立っている。

・・・なんかワケもなく泣きたくなった。
危険を心配する行政も分かるし戻りたい方のキモチも分かる。安全、帰りたいキモチ。
どっちも大切。どうすればいいんだろう。というか、これは部外者は踏み込めない。

情けない涙を流してると地元のおじいさんたちが集まってきて慰霊碑にお祈りする。
ボクもお祈りした。おじいさん達と話す。311に起きたこと、津波について楽しそうに話す。
おじいさん、笑ってるんだよ。それを見てて胸がつまった。何も言えなかった。
自分の悲しみを笑って話す人に掛けるコトバをオレは知らん。尻尾を巻いて逃げ帰った。

地元ボランティア「Re-Roots」で手続きを済ませていよいよ作業開始。
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今日はある農家のお宅で農地の整地と蔵の中の掃除。
倉庫の半分が折れ曲がったようにひしゃいでいる。蔵も崩壊寸前。よし、やろう!
午前中は畑のガレキやガラス、木屑を取り除く。涼しくてキモチよく作業できる。
別部隊は蔵の中の材木の運び出し。散乱して手がつけられない状態。
でも10人がかりで次から次へと材木を運び出す。やるね☆

お昼休み。農家のおじさんと話す。「荒浜来るの3回目だけどキレイになりましたね」
そう云うと嬉しそうだった。311のとき撮った自宅の写真を見せてくれた。凄い被害。
おじさんも楽しそうに話してくれた。やはり掛けるコトバが見つからなかった。
「午後もがんばります!」と言うしかなかった。

午後はボクは蔵の材木の運び出し。午前中でかなり掃除が進んだ。
おじさんの指揮のもと、10人がかりで運び出す。1時間ですっかりキレイになった。
凄いな。人間って。あれだけの量の材木が数時間で撤去されるんだ。
畑に戻って聖地。ゴミの分別。小雨が降ってるけどキモチいい。2時半に終了。

バスが迎えに来たので、おじさんに別れを告げる。
「来月、またここにボランティアに来ます」というと笑顔で握手してくれた。

この家族と会うことはもうないだろう。でも、この笑顔と握手は忘れない。一生忘れない。
「一期一会」なんてオレは信じない。でも、この日は確かにそれがあったんだ。

雨が強くなってきた。ひたすら窓の外の光景を写真に撮る。ありがとう、仙台、また来るぜ。
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バスの中で伊坂さんの本を読みながら元春、Cocco、HEATWAVEを聴く。
伊坂さんの本の中のセリフ「大逆転だ。大逆転が起きたんだ。」にグーッとくる。
東北地方の大逆転。信じてるし、そのためにしなくちゃいけないこと山ほどある。
もっともっと頑張らなくっちゃ。

窓の外に流れる東北の空。ひたすら撮った。この瞬間(とき)を焼き付けたかった。
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深夜の上野に到着。人で賑わってる。東北で見た光景との温度差。でも、もう気にしない。
今回いろんなところでボランティアツアーのバスを見た。
「忘れてない。気にしてる。行動してる」人はたくさんいる。それが分かったからもう気にしない。

帰宅。嫁にボランティアのことを沢山話す。

嫁は「そんなに東北が好きなら東北に住んじゃえば?」と云った。
嫁に「家を出て行け」と云われた!\(T▽T)/


東北、仙台は大好き。住んでみたい、とも思う。
でもオレのケンカは東京にいるからこそ出来る。東北の外から応援しよう。それがオレの役目だ。
ヨモギは少し甘えてくれた。東北の土の匂いが珍しいのかオレの手にチューしてくれた(^_^;
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今日は筋肉痛で一日寝込んだました。ということで明日は会社はお休み(をい)
伊坂さん原作・仙台が舞台の映画「ポテチ」を見てきます(゚゜)\バキ☆
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2012/9/18  23:22

投稿者:nagawa

ゆめさん、折角コメントを戴いてたのに
お返事が遅れてスミマセン。

大変な体験、そしてツライ話を教えてくれて
ありがとうございます。
お爺様。。。心からお悔やみ申し上げます。

感謝なんて、とんでもないです。
東北の皆さんのために、もっともっと頑張らなくちゃ
イケナイのに全然できてないです。
申しわけないです<(_ _)>

ゆめさん、少しづつ前に進めている、とのこと。
この1年半いろんな想いを持っていたことと思います。
でも、元気で前に進める。それが一番です。
(外野の気楽な意見でスミマセン)

今週末、また荒浜に行きます。
皆さんが少しでも前にいけるように、笑顔になれるように。
微力ですが精一杯がんばってきます!

ゆめさんのコメント読んで俄然ファイトが湧いてきました。
ありがとうございました。

2012/9/7  18:57

投稿者:ゆめ

初めまして。

だいぶ前に書かれた記事のようですが、
感謝の気持ちでいっぱいになったので
コメントさせて下さい(^-^)

仙台荒浜は私のふるさとです。
私は東日本大震災で、おじいちゃんと
たくさんの友達を失いました。
当時は高校生でした。

2011年は、ただただ茫然と、
荒浜の海を見ることしかできませんでした。
ボランティアの方々を横目に、
涙を流すことしかできませんでした。

しかし、ボランティアさんや地元の人たちのおかげで、
荒浜は確実に前へ進んでいます。
私は荒浜に足を運ぶたびに、
荒浜が誰かに想われている喜びと
震災前の記憶が消えていく切なさを
ひしひしと感じます。

私は、荒浜に戻りたいとは思いません。
もし、かつての荒浜に街並みが戻ったとしても、
私を愛してくれたおじいちゃんの優しい声は聞けません。
友達と一緒に学校に行くこともできません。
あの、大好きな家の匂いを感じることもできません。
ただ、大好きな荒浜のために、
自分の心の整理をつけるために、
できることはしていきたいです。

そして、嬉しい出来事があります。
おじいちゃんの納骨が決まりました。
海の近くにあったお墓は流され、
墓石も見つかっていません。
おじいちゃんのふるさとに
埋めてあげることはできませんが、
震災から1年半。やっと。
私はまた一歩、前に進めそうです。

ボランティアさんのおかげです。
街として、産業として全く機能しなくなったふるさとを
顧みてくれる人がいる。
それが私たちの支えです。
テレビでどれだけ取り上げられなくても、
偉い人たちが被災地を忘れても。
私たちはこのことだけで幸せです。

本当に本当に、ありがとうございます。

私も運転免許を取得し、
自分の足で荒浜のみんなにお花を供えに
頻繁に行けるようになりました。

荒浜が元気になった時、
ボランティアさんと私が海岸で、
笑顔ですれ違える日が来るといいですね(^-^)

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