2013/12/28

「YOUR LIFE IS YOUR MESSAGE」@渋谷Duo Exchange  山口洋(HEATWAVE)/仲井戸Chabo麗市/RIKUO

ルー・リード「ワイルドサイドを歩け」に合わせてヒロシは歌った。
「大事なのは『お・も・て・な・し』より『お・と・し・ま・え』だ!」と。
全く同意。あれからもう3年。何の落とし前もついてない。オレは拍手で応えた。


山口洋が展開する福島相馬支援プロジェクト「MY LIFE IS MY MESSAGE」
のイベントの一環として「YOUR LIFE IS YOUR MESSAGE」が渋谷Duoで開催。
ヒロシを此処で見るのは311直後の6月「MY LIFE IS MY MESSAGE」(以下MLIMM)1回目以来。
ゲストはチャボさん、佐藤タイジ、遠藤ミチロウ、矢井田瞳と錚々たるメンバー。
最初は行く積りじゃなかったがこの日はちょうどヒロシ50歳のバースデイ。
ヒロシの新しい年の1日目をこの目で見たいと思い急遽チケットを手配した。

会社を定時で退けて渋谷に向かう。電車の中でHEATWAVEを聴きながら熱くなる。
Duoに到着、友人たちに挨拶する。椅子席の後ろ、ステージを正面から見える位置に陣取る。
客入りのBGMは全て「ルー・リード」。ヒロシの彼への愛惜が伺える。
クリックすると元のサイズで表示します
ヒロシはスーツ姿で登場。敬愛するアーティストと演奏できることの喜びを語る。
同時に楽屋が濃いメンツだった事、兎も角先輩を誉めなければならないことを話す。
先ずはヒロシ自身で歌を。
「今年何度も歌った。再生の意味を込めて」とのことで「君を連れて行く」を。
ヒロシは歌詞にギャグを交えつつホント愉しそう。

以下ゲスト+ヒロシのセッションのカタチでライブは進む。
登場前のヒロシの抱腹絶倒の紹介に客席は爆笑。ヒロシ、進行役の大任を果たしてた。
 

・矢井田瞳は初めてライブ見る。声が透き通っていて広がる。その声に癒される。
 声とギターでヒロシと十分渡りあっていた。
 ヒロシ、コーラスもギターもなんか優しい。若いお嬢さんにじゃれつく犬の様(^_^;

・タイジは過去何度か見たことがある。ヒロシは彼の明るさ、ソーラー武道館や
 インディーズ電力の活動を賞賛。タイジ、よく喋り笑い雄弁な演奏。ホント明るい。
 「あふれる愛」のヒロシとのギターバトルは壮絶。
 矢井田さんも入って歌った未発表曲の歌詞「もういちど 世界をかえるのさ」
 を聴いて何故かカーネーションの「Paradice Express」の歌詞
 「Hey!思い通りに世界変えて見せようか?」の歌詞を思い出した。
 現在の世界は「正しい方向」には行かない、行ってない。
 でも「かえたい」という意志を失くしたら、それこそ何も変わらない。
 そのキモチ、意志だけは捨てずにいきたい。

・遠藤ミチロウについてヒロシはRESPECTを込めて話す。311後の彼のスタンス、活動。
 ミチロウさんを見るのは初めて。音源を聴いたことも無い。
 「おかあさん」と呼びかける曲や「天国の扉」の日本語カバー。
 福島弁で歌った「SEX」。どれも激しく絶叫し「生、死、性」を明け透けに歌う。
 暴力的で下品でいやらしかった。でもサイコーにカッコよかった!
 そして何と最後は「PROJECT FUKUSHIMA!」で使われた「ええじゃないか音頭」を
 ヒロシと演奏。ヒロシが音頭でギターを弾いてる!しかも大友良英さん作の曲を!
 オレが好きな福島を支援してるアーティストがここでリンクした!
 ヒロシと大友さん、何処かで共演してほしいな。

・チャボさん。ヒロシのチャボさんを語る言葉は唯々「愛」に満ちていた。
 チャボさんはヒロシをけなしながら嬉しそう。
 ビートルズの「オールマイラビング」のカバーを歌うとき
 「ビートルズ来日時のライブで大人は演奏が聴こえなかったと言ったけど、
  音はチャンと鳴ってた。奴らが聴く気が無かっただけだ!」と叫ぶ!
 B.スプリングスティーン「ハングリーハート」カバーでヒロシと共演。
 チャボさんのつけた日本語の歌詞がホント素晴らしい。
 「いのち」のくだりには何か泣きそうになった。

 ミチロウさん、ヒロシ、チャボさんの3人で「相馬盆歌」を合奏。
 延々鳴るギターの描く景色は何処かサイケだけど温かい。
 この歌を聴いてると東北の色んな景色が蘇ってきた。相馬、南相馬、荒浜。
 また・・・福島・・東北・・・行かなくっちゃ、な。

 チャボさん1人で「オールライト オールライト」を歌う。
 1年の終わりに友人に語りかけるような優しく温かい歌詞。ぐっと来る。
 この人のライブを見ると何か大きなものに包まれたような安心感を感じる。
 別にオレは癒しだの安らぎを求めてオンガク聴いたりライブに行ってない。
 でも、チャボさんの歌は頑なにガードした感情の襞に入り込んでくる。
 ヤバイ、なんか泣きそうだ。なんで泣く?・・ワカラン。
 チャボさんは大歓声の中、「サンキュー渋谷!」と叫んで笑顔で去って行った。
クリックすると元のサイズで表示します

アンコールでは全員のセッション。
ルー・リードの「ワイルドサイドを歩け」ではそれぞれが勝手な日本語詞を
つける。客席も一緒に歌い笑い拳を突き上げる。
ヒロシの「OK!チャボ!」で始まった「雨上がりの夜空に」。
客席もステージももう熱狂。この歌の持ってるパワーを思い知る。
遠藤ミチロウ(スターリン)がRCを歌ってる・・って凄くねーか?
この曲は、キヨシローのウタは「みんなで歌いたいロックのスタンダード」
になったんだな。何かキヨシローが笑って見下ろしてるようなそんな気がした。
チャボは最後に「忌野清志郎!」と叫んで宙を指差した。
なんだ。やっぱいたんだ。そこに。オレも「キヨシロー!」と叫んだ。

ラスト「満月の夕」。ステージ全員、客席も歌う。
矢井田さんとチャボさんのコーラスが優しく響く。
また東北の景色を思い出した。あの日以来ヒロシは何度この歌を歌ったんだろう。
この歌が抱える重いテーマ。決して歌っていて「楽しい」はずない。
でも、ヒロシもチャボさんもミチロウさんも笑顔で歌っていた。
そのとき・・・あの日以来、自分の中にあった或る感情が昇華された様な気がした。
これでラスト!と思ったらバースデイケーキが持ち込まれバースデイソング。
ヒロシ照れ臭そうに笑って蝋燭の火を消す。いい笑顔だった。


ライブ後は友人と呑んでオンガク話。ホントに楽しかった。
皆さん、ありがとうございます。また会えるのを楽しみにしています<(_ _)>

今回のライブを見て自分の中にあった或る感情がキレイに洗い流されていた。
311の後、オレが感じたのは「無力感、後ろめたさ、申しわけなさ、罪悪感」だった。
ボランティアだの募金だのしても、その感情は消えなかった。
自分の無力感を晴らしたいがためにやってる「自己満足、偽善」にしか思えなかった。
それは3年経っても一緒だ。
でも、今回のライブを見て「東北支援を楽しんでいいんじゃないか?」と思えた。
「後ろめたさや罪悪感」で支援してる部分もあるが、根本は東北が好きだから。
「愛しているから」やってるんだ。なら素直に楽しんでも・・いいんじゃないか。
東京で開催されているライブを見て、東京者のオレが勝手にそう思った。思えた。

3年まえ、此処にいたからオレはアクションをはじめられた。
そして、今日心機一転、リスタートができそうだ。
ヒロシ、ありがとう。そしてハッピーバースデイ。同年代、お互いガンバロうぜ☆
クリックすると元のサイズで表示します
0



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ