2016/7/16

FISHMANS TOUR "LONG SEASON 2016"@ZEPP東京  FISHMANS

今年はフィッシュマンズ・デビュー25年という事で色んな企画が進行。
ベスト盤の再発や96年シングル「LONG SEASON」発表時のツアーのライブ音源の発売。
極め付けは11年ぶりのツアー敢行。しかも今回ツアーではあの問題作「LONG SEASON」を演奏する!
ボクは11年前のツアーは行ったけど、それ以来LIVEは未見。今回ツアーは迷わず参加を決めた。

今回のツアーメンバーは茂木欣一(Ds)、柏原譲(ba)、HAKASE(key)のオリジナルメンバーに
加えて90年代サポートしていたダーツ関口、小暮晋也の2人のギタリスト。
そしてHONZIの後任のバイオリニスト勝井祐二。ゲストボーカルの原田郁子。
最近のフェスはこのメンバーでLIVEを行っているらしい。
ハコはZEPP東京。デカいハコ。入場待ちの客が大勢並んでる。皆、若い!
フェスでフィッシュマンズを知った人かな?そういうワシも後追いのファンだけど(^_^;
クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します

開場。スカパラやさかなクンから花が届いてた(笑)
クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します
入場してステージ右手。比較的前に陣取る。柵が目の前にあってもたれて楽でイイ(^^;
「LONG SEASON」の水音が鳴る中、欣ちゃん1人で登場。やがて色んなオトが鳴り響く。
サウンドコラージュの嵐。幽玄な照明の中、メンバーが揃い「Get round season」と歌う。
え?1曲目から「LONG SEASON」演るのか?いきなりヒートアップ。
木暮が派手なギターをぶちかまし「Go Go Round This World! 」が始まる。歌うは欣ちゃん!
オリジナルと違って滅茶苦茶へヴィーでパンクなアレンジ。一気に熱が上る!

そこから「土曜日の夜」「100ミリちょっとの」「ひこうき」と初期の曲が続く。
吃驚したのはメインボーカルを全部欣ちゃんが担当していたこと。
基本メインは郁子嬢が歌って曲によっては欣ちゃんがメインで歌うのか?と思ってた。
激しいドラムを叩きながら息も切らずに歌う欣ちゃんの姿にこのLIVEに掛ける思いを感じた。
郁子嬢は「エヴリデイ・エヴリナイト」で跳ねるように軽やかに歌い客席にも歌わせる。
過去の映像では佐藤クンが客を煽って歌わせているシーンとか皆無だった。
そして声。欣ちゃんや郁子嬢の声は爽やかで軽やかで聴き易い。佐藤クンのそれとは違う。
動物みたいな奇声は発しないし佐藤クンの歌の様な引きずり込まれる様な怖さは無い。

ただ郁子嬢がメインで歌う「In The Fright」「頼りない天使」は歌詞が矢鱈響いた。
「10年経ってもボク等は何もできないよ」「こんな世界の真ん中でボク等2人ぼっち」。
佐藤伸治が描く儚く静かで小さい何処か死を感じさせるイメージが見事に表現されていた。

後半「Weather Report」「ナイトクルージング」のヒット曲が続きいよいよ「LONG SEASON」!
あのイントロが鳴った瞬間、客席から悲鳴が上がる。96年ライブVerをベースに演奏が始まる。
欣ちゃんと郁子嬢はこの歌を愛おしむように丁寧に歌う。
ギタリスト2人、勝井さんの幽玄なオトを鳴らし、途中でASA-CHANGが登場!
欣ちゃんのドラムとASA-CHANGのパーカスのリズムセッション。
これって考えてみれば現スカパラメンバーと元メンバーの共演なんだな。
佐藤クンがもたらした不思議な縁。リズムの残響に包まれながらそんな事を感じた。
リズムセッションが終わりバンドメンバーによる再開。
ステージ上に溢れるオト・・オト・・オト。
キモチいい。オトに酔っぱらって来た。ずっとこのオトに包まれていたい。
いよいよクライマックス。勝井さんのヴァイオリンのソロ。
「男たちの別れ」でHONZIが鳴らしたフレーズを何度も何度も繰り返す。なんか。。熱い。
オトが一丸となり広がり最後、急に消える。嗚呼、ここに来て良かった。これが聴きたかった。
本編ラストは郁子嬢VOで「新しい人」。。これも聴きたかった!
最後全員で何度も何度も「新しい人」と繰り返す。佐藤クンはもう歳を取らない。
いつまでも「新しい人」のままだ。そう思うと胸が詰まった。
クリックすると元のサイズで表示します

アンコール。「いかれたBaby」。空から佐藤クンの声が降ってきた。
生前最後のLIVE「男たちの別れ」の音源。何度も何度も聴いた声。
客席から歓声と泣いたような声があがる。オレは思わず「サトちゃん!」と叫んでいた。
欣ちゃんと郁子ちゃんにリードされ場内大合唱。素晴らしい光景だった。
そして、ホントの最後「チャンス」。ASA-CHANGが何とトランペットで参加。
11年前のLIVEでは、こだま和文が飛び入りでペット吹いてたっけ?
ステージ上も客席も笑顔、笑顔。オレも笑顔になっていた。

最後に欣ちゃんは佐藤クンのお母さんとのステキなエピソードを紹介した後、
「佐藤クンが残したサイコーの歌、これからもやりつづけるよ!」と叫んで終了。
クリックすると元のサイズで表示します
素晴らしいLIVEだった。久しぶりに生で聴くフィッシュマンズの曲、堪能できた。
一方で上で書いていたように、この日演奏された世界は佐藤伸治のそれとは違う。
それは仕方ない。というかそれはムリだろう。
優しく美しいと同時に怖い。そんな世界は佐藤伸治以外描けない。
欣ちゃんも別に佐藤クンの世界の再現は目指していないだろう。
フィッシュマンズの歌を現在ある最高のサウンドで鳴らして「キモチいい空間を造りたい」
そんな感じだろう。その意志はひしひしと感じた。それは悪くない。
この形でのフィッシュマンズ、機会があればまた見たい。

後追いのファンだけど、フィッシュマンズの歌には色々救われている。
こんな歌、世界の何処にも無い。
オレの葬式にはライブ盤「男たちのわかれ」の「ロングシーズン」を掛ける予定(笑)
佐藤クンの歌とビートにのっかって、三途の川を渡る。サイコーに愉しそうだ(笑)

フィッシュマンズは未だ鳴り続けている。これからも聴き続けるよ♪
クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します


1



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ