そんなわけで空の軌跡SCのなにが良かったのかを書いてみようかと思います。
たぶんネタバレです。
セカンドチャプター(SC)の名の通り続編です。
前編(FC)の最後に逃げたヨシュアを連れ戻す、そのためだけの続編。
この目的は「ヨシュアを連れ戻す」のがすべてってのがすごいところです。
一人の少女が好きな男の子を連れ戻す。
それ以外はすべておまけ。
最後の最後までそのコンセプトを貫いてるのが一番のポイントでした。
ただ一点だけつっこみを入れたいところがあるとするならば、方舟の上での再会時があまりにもあっさりとしすぎてたかなぁと。
周囲の敵を全く無視してヨシュアをぶん殴るくらいしてほしかったかも、とか思ったりなんかしました。
で。
目的がゲーム開始時からプレイヤーに提示され続けているのが続ける気力につながってるかなと。
そして、その目的以外にもエステルの性格(困った人を見捨てておけない)を反映できる遊撃士というシナリオシステム。
懐かしい人々との再会、ヨシュアがいないことに対する疑問や心遣い。
見え隠れする結社。
燃える展開、強大な敵、そして周囲の暖かさ。
シナリオとシステムの調和が生み出すプレイのしやすさ。
変にこったRPGでは体験できない、良い意味でのファルコムらしいゲームだったと思います。
ちなみに。
悪い意味でのファルコムゲームっていうのは、無駄なお使いゲームのことをいいます。
とにかく。
70時間が短く感じるかもしれないくらい楽しい時間を過ごせました。
忘れられない、旅になった、かな。
ならやまは、エステルとヨシュアがNPCに成り下がってる次回作はやばいんじゃない?とか思っています。
(よくあるお約束だけど、シナリオ的基本コンセプトが自分の作ったものとよく似てるのが……なんておこがましい)
……次はFF12。
盛り上がってますか?

0