多くは語らない。日本共産党党中央は下記対応について自己批判すべし!
本日、下記のメールを党中央に送った。私は本気で怒っている!!
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From: atsushi_iga@hotmail.com
To: info@jcp.or.jp
Subject: 意見書(何らかの回答を下さい)
Date: Sat, 18 Feb 2012 20:40:03 +0900
私は、静岡県・西部地区・北浜北支部に所属する44歳(男性)の党歴23年になる伊賀篤と申します。
古い記事で申し訳ありませんが、下記の様な記事が日本共産党の現在の立場でしょうか?
(私は自分の無知を恥じています)
2006年6月15日(木)「しんぶん赤旗」
「脱北者」は内政問題
北朝鮮人権法案 外務省認める
緒方議員質問
参院委で可決
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-06-15/2006061502_04_0.html
脱北者は、懸命に基本的人権の中でも最も基本である【生存権】の保証を求めて脱北してくるのです。
彼らの最低限の【人権】よりも、我が日本共産党は、既存の【国家】への配慮の方が大事ですか?
私は、脱北者は難民として、無条件で受け入れるべきであり、中国政府の様に、本国に送り返すなど【論外】だと思っています。
上記のリンク先の記事は、人権に照らして、あまりに冷酷です 。
今からでも、緒方議員および国会議員団には、上記の態度に対する早急な自己批判を、赤旗紙面にて公開してください。
さもなくば、私は党歴23年になりますが、我が党に留まる事に苦痛を感じざるを得ません。家族そろっての離党も有り得ます。
(私は、天安門事件の時の、党の毅然とした態度に共感して入党したのです)
上記の件について、誠意ある対応をお願い致します。
私のブログ
http://blue.ap.teacup.com/nozomi/
私の日記
http://d.hatena.ne.jp/atsushi_iga
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尚、日本共産党が、上記の【汚点】を無かった事にして、記事を削除した場合に備えて、上記リンク先の記事全文を、こちらで批判の為に引用しておく。言う迄もなく「批判」の為の引用は、多くの判例において、著作権でも認められている。
(下記…拡散希望!)
(以下引用開始)
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参院拉致問題特別委員会は十四日、北朝鮮人権侵害問題対処法案を自民、公明、民主の賛成多数で可決しました。日本共産党は反対しました。
質問に立った日本共産党の緒方靖夫議員は、法案が、北朝鮮の内政にかかわる「脱北者」問題を、まったく次元の異なる拉致問題と同列に扱い、政府が「施策を講ずる」としている問題点をただしました。
外務省の梅田邦夫大臣官房参事官は、北朝鮮の経済的、政治的、人道的観点から「脱北者」が発生していると答弁。緒方氏が「北朝鮮住民が『脱北』する背景には、北朝鮮の国内事情があるということか」とただしたのにたいし、梅田氏は「ご指摘の通り」とのべ、内政問題であることを認めました。
緒方氏は、政府がこれまで「脱北者」を人道的に保護してきた措置について質問。梅田氏は関係国との信頼関係から「非常に慎重に対応している」とし、そのため、「脱北者」にかかわる具体的な情報開示や財政支援の公表は「差し控えている」と答えました。
さらに梅田氏は、情報開示に慎重な理由として、「脱北者」の「類似の案件への好ましくない影響」に言及しました。緒方氏が「好ましくない影響とは(脱北)行動の誘発か」とただしたのにたいし、梅田氏は「その点もあるし、脱北したい方が脱北できないような状況が発生することも考えられる」とのべました。
緒方氏は、「脱北者」問題は、「北朝鮮の内政にかかわる問題であると同時に、関係国に影響の大きい問題だ」と指摘。にもかかわらず、今回の法案で、「脱北者」の「保護・支援」を国の施策として明記する以上、「今後は北朝鮮からの脱出の動きを国家の行為として促進する」ものであり、「内政問題への介入とならざるを得ない」と批判しました。
拉致問題の解決に障害/緒方議員が反対討論
日本共産党の緒方靖夫議員は、十四日の参院拉致問題特別委員会で、北朝鮮人権侵害問題対処法案に対する反対討論をおこないました。
緒方氏はそのなかで、「わが国に保護を求めてきた『脱北者』を人道的に保護することは当然であり、これまでも政府が個別具体的に対応してきた」としたうえで、「しかし、法律で『脱北者』の『保護・支援』を国の施策として明記し、公表することは、これまで人道上の配慮から行ってきた措置を、国家の行為として促進することにならざるを得ず、北朝鮮からの脱出の動きを促すなど、内政問題への介入につながる」と強調しました。
また緒方氏は、外交努力による拉致問題の解決への努力が継続中の重要な局面で、政府も「関係国との信頼関係を損なうおそれ」を懸念する「脱北者」問題を使って北朝鮮に圧力をかける法律を制定することは、「外交交渉による拉致問題の解決に重大な障害を持ち込むものにほかならない」とのべました。
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(以上引用終わり)
はっきりしている事は一つ!
人権問題(脱北者問題)は、断じて内政問題では無い事だ!!
私は下記の言葉を党に送りたい。
「国家と革命」より引用
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このように、そのときの目前の利害のために重要な主要観点を忘れること、このように後日の結果を考慮せずに一時の成功をもとめねらうこと、このように運動の現在のために運動の未来を犠牲にすることは、まじめな気持ちでなされているかもしれないが、やはり日和見主義であるし、またつねにそうであろう。そして『まじめな』日和見主義こそ、おそらくすべての日和見主義のうちでもっとも危険なものである。
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尚、この件に関する党中央の対応については、ここに公開していく事にします。
(本記事の先頭に書いたメールは、再送したものに差し替えました)
※追記(2/22)
その後、党中央と下記のやりとりが有った。
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> Date: Tue, 21 Feb 2012 15:46:21 +0900
> From: info@jcp.jp
> To: atsushi_iga@hotmail.com
> Subject: RE: 意見書(何らかの回答を下さい)
>
> メールありがとうございました。
> ご指摘の記事中には、緒方氏が「わが国に保護を求めてきた『脱北者』を人道的に保護することは当然であり、これまでも政府が個別具体的に対応してきた」と述べていることが明記されています。
> 「人権に照らして、あまりに冷酷」などという批判は、記事の誤読、曲解にもとづくものと言わざるを得ません。書かれている文章を正確に読んで、理解しようとする態度が大切だと思います。
>
> *************
> 日本共産党中央委員会
> 国民の声室メール係
> info@jcp.or.jp
> 日本共産党中央委員会ホームページ
>
http://www.jcp.or.jp/
> 「しんぶん赤旗」のお申し込みはこちらから
>
http://www.jcp.or.jp/service/akahata_form.html
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From: atsushi_iga@hotmail.com
To: info@jcp.or.jp
Subject: RE: 意見書(何らかの回答を下さい)
Date: Wed, 22 Feb 2012 02:41:12 +0900
御返事ありがとう御座います。御言葉ですが、私は何も誤読も曲解もしていません。
一般的には、国家の取る戦略というのは、常に何パターンも有り得る訳で、私は緒方氏が【日本共産党の代表】でさえ無ければ、別に私も【糾弾】などせずに、社会的には、そういう考えも有り得ますね…と、糾弾以前の「批判」に留めていたでしょう。
それは一般的には、国民国家が自国民の【人権】を最優先し、相手国内の庶民の【人権】の保障は、基本的には相手国政府に委ねられるというのも、現在の「国民国家」を当為の存在と考える人にとっては、別に何処にも不自然な結論でも無いからです。
では、何故?私は議論の余地も無く【糾弾】すべきと考えたかというと、その【国家】という現実の存在への見方・捉え方において、卑しくも【共産党】を名乗る限り、マルクス以来の歴史から見ても【共産主義】の大原則からは、有り得ない間違いを犯していると考えたからです。
緒方氏の発言のコンテキストは、国民国家からなる国際関係という現在の政治ゲームのルールを前提にして、各々の国民国家によって擁護されなければ【人権】などは有り得ないという考え方そのものです。
(それは安定期の考え方です)
20年前のソ連・東欧の崩壊〜現在のアラブの春に代表される世界情勢、そして米・欧・日の資本主義の行き詰まり、今も残る世界的な大国である中国の人権状況の停滞と矛盾の深化、またそれら大国に挟まれた中での北朝鮮を見た時に、現代は決して【人権】とは国家から恵んで貰う存在では無く、新たなルールの下で【勝ち取り】に行かねばならない【激動期】の情勢です。
そういう情勢における【共産主義】とは、いわば「万国の労働者よ団結せよ」やら「一人は万人の為に、万人は一人の為に」という言葉に現れた様に、利害が対立している「国家」間での問題だけでなく、直接に相手国の人民とも【連帯】できる道を探り、各々が自国の政府へ可能な限りラディカルに要求を突きつけるというのが、マルクス以来の【共産主義】が掲げた真の【国際主義】の【運動】です。
今回の場合に則して言えば、国会という「国家」の方針を決める場所において、緒方氏は…そういう歴史的な原則のある【共産党】の代表として、日朝間で結ばれた平壌宣言が、拉致問題のこじれから、日本側の制裁行為で死文化されそうな時だからこそ、たとえ日本側からの一方的なものであれ、約束した北朝鮮への【人道支援】を実施すべく声を上げる事で、国家でなく相手国の【人民】の【人権】に貢献し絆を強める事で相手「国家」に友好関係を崩す口実を与えない事で、拉致被害者の【人権も】守り、それと同時に北朝鮮の【人民】が命懸けで脱北せざるを得ない状況を作り出している相手「国家」を名指しし【批判】をする事で、相手国の「国家」ではなく【人民】へ【人権】への希望を与える【連帯】を獲得すべきでした。
しかし、私が引用した記事で緒方氏の主張した事は、こういした方向で闘うのでは無く、単に相手国の「国家」に阿(おもね)るという内容でしかない事は、日本語が読める人間であれば、別に共産主義者で無くとも、誰にとっても自明の事でしょう。
これが、共産主義という目的を持つ集団の【運動】にフォーカスすれば、今回の引用記事が、現実の政治における「国家」と「国家」の関係に対して求めるものが、【共産主義運動】として、議論の余地無く間違っているという私の主張の根拠です。
つまり、一般に共産主義とは、一種の経済状態を「皮相的」には表現しますが、未だ実現されていない経済状態とは別に、歴史的な【運動】を表す言葉でもあります。
その点で、マルクス以来の共産主義運動を理論的に、党中央が深められますことを、期待します。
※追記:
おかげ様で、私のブログは盛況になりました。(苦笑)感謝します。
日本共産党は「脱北者」への謝罪を! | 伊賀篤のブログ
http://blue.ap.teacup.com/nozomi/129.html
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あまりの低レベルの返信に、怒りや党員である苦痛を通り越して、あわれ…と呆れてしてしまい、私も本記事のコメント欄用に書いた文章を改変しただけの文章で送り返した次第ですが、それが今回の事の顛末でしたとさ。(苦笑)

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