たまには観戦記っぽいものを。
将棋倶楽部24、東京道場、レーティング対局、早指し。
<1>相矢倉、先手6段 vs 後手7段。
相矢倉の棋譜
私自身のテーマでもあり、特に部活では自分から矢倉をさしにいってます。
そんなところで観戦してみた。
相矢倉の定跡型というよりはお互いに飛車先を突きこす積極的な展開。
28手目△72銀からの後手の動きがすばやかった。
先手の3筋の歩交換を逆用して一気の棒銀から46手目△64角で角と銀の捌きに成功。
そしてびっくりしたのが50手目△38歩打ち!!
一瞬いったいなんだとおもってしまいましたが指し手はノータイム(汗
とるとなにかあるんでしょうね(^^;
とらずに攻め合いですが、
結果的に先手は、飛車をとるのに銀をつかわされるは、桂馬損するはでひどい。
やはりあの38歩が決め手なんでしょうか。
実際は、62手目のところで後手がどうせめるか難しいとおもったのですが
△37角!ふーむーーそううつものですか。
結果△38銀から飛車をいけどりつつ、受けには駒得した桂馬を使い
後手が押し切りました。
さすが7段といった感じでなんだかほとんどの差し手がノータイムでした
<2>居飛車中原流端角戦法?(5段) vs 四間飛車(5段)
端角戦法ってこんな風に決まるのね、という棋譜
高段者では居飛車対振り飛車は穴熊がおおいきがするんですが
ここでは先手がおもしろい作戦をつかっていたので掲載してみた。
しばらくの駒組みから25手目▲97角!27手目▲79角!
なんとなく一本とった感じでおもしろい。
2筋の歩をきって、今度は▲37桂馬から4筋の歩を切る。
そして銀をすすめて端の税金はらって51手目▲45桂馬。
これでさらにきまったかとおもったがここから一転して渋い。
▲57銀〜▲88角〜▲46銀と手順にくりかえて
今度は後手の飛車を中心に攻める展開。
63手目▲34歩のたらしだが、△23飛車とうけられてみるとどうさすのか興味深かったが、▲54歩の取り込みに△同金から▲33歩成りでわかった。73手目▲66桂馬!。こんなに見事に決まるものかと感心しました。
▲74桂馬から角交換して桂馬をみすてましたが、87手目▲32角が最後の決め手でしょうか。ここからすこし寄せもたついたようにみえましたが、先手の勝ちでした。序盤〜中盤にかけての先手の指し回しがうまく、ちょっとまねしてみたい(無理かも^^;)と思いました。

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