大堀家の無改造(笑)マウスピースたちです。

とりあえず古いモノ3本。
上から、
ブリルハート・ストリームライン#4
これにもかなりお世話になりました。少し明るめなナチュラルなトーンと、クリアな発音が自慢です。フェィシングの立ち上がりとかカクッとしていて結構ぶっきらぼうな造りですが、非常にバランスのよいマウスピースです。また、ウインドウが結構広いのも特徴です。
セルマー・ソロイスト(ショートシャンク)E
これは元はオヤジのものだったらしいのですが、中村喜美夫氏が亡くなった時
(本家HP参照)に楽器と一緒に譲り受けたものです。セルマーらしいなんとも言えない甘い音が出ます。ある意味サックスのマウスピースの理想系なんじゃないでしょうか?吹き方で本当に色々な味が付けられます。奏法に迷ったときはこれに戻ると吹き方を思い出します。中村氏が亡くなる直前まで使用されてました。がっちりティースマークが付いていましたが修復してあります。
セルマー・ジャズメタルF
これはオヤジがバンドマンだった時、メインで使っていたマウスピースです。アマチュアバンドでオヤジが復活して、改造や自作を始めるまでバッチリ現役でした。今のセルマーメタルより短めですね。少し硬質でものすごく芯のハッキリした音色です。吹き手にはそう感じなかったりするんですが、ビッグバンドでも絶対埋もれない、後ろのラッパ隊にまで気持ち悪いくらいハッキリ聞こえる不思議な存在感のあるマウスピースです。僕も少し使っていましたが、響き方に慣れるのに結構苦労しました。ビークの部分が割と急角度なので、咥えた時に「あぐっ」とした感じになります。喉が開きやすいのでそれが好きという人もいますね。オヤジはこのマウスピースを使っているミュージシャンのアルバムを探していたらしく、家には
ソニー・クリスや
レオ・ライトなんかのレコードが結構あります。オヤジは骨太なんだけど泣くって音が好きみたいですね。最近の人では
パキート・デ・リベラなんかも使ってましたね。(長いやつ)

ソニー・クリス様

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