前回の続き・・・
さて、「バッフルをいじってみよう!」ということになったわけですが、どこをどういじるか?
まず思いつくのはもっと息が入るように深くすること。
バッフルの高いものは削り甲斐があります。
また逆に足してみる。
まったく別物に作り変えるのも可能ですね。
みんな昔から色々試みているようですが、昔のバンドマンはマウスピースにロウを垂らしてオット・リンクみたいなチェンバーの大きいマウスピースをハイバッフルにしたりしてたみたいですね。
結局そのラーセンを実験台に削ったり足したり色々試してみました。中身がどうなったかはまた別の機会に説明するとして、かなり使えるマウスピースに落ち着いて来た時に、その頃僕がやっていたキャバレーバンドのリードアルトだった
設楽圭司氏に試奏してもらいました。
すると、「大堀ちゃん、これ譲ってくれない?金払うから。」
ええええっ!マジで?設楽さんは大堀サックス研究所初のお客さんになったのでした。そのマウスピースは、設楽氏の協力でその後何度も改良を重ねて、こちらも沢山ノウハウを蓄積することができました。そして、次に改造したのが現在のハイブリッドの原型にもなっているシリーズです。
次回へ続く・・・・

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