11月半ば〜のこと・・・1本だけ残っていた銅の原形を作ってみる事にしました。

さー削るぞっ!
というワケでゴリゴリ。

なにしろローテクなもんで時間かかります。(泣)
リガチャーのフィット具合もチェックしつつ・・・

一応、テナーの細身なメタル標準な感じで行ってみます。
リード試着してまたチェック。

まだ先っちょが角張ってる!
ビークもゴリゴリ。

この辺も調整できる幅を残しつつ整形していくのがミソ。
そして内部。

ひたすら掘削!
いや〜久しぶりの銅に超苦戦!

ルーターがぶっ壊れるかと思いました。(汗)
硬いって言うよりは、やはり粘りの多い素材って感じですね。
ルーターで荒削りした後のヤスリでの手作業は、まあ苦戦しましたが、ステンレスほどではないかな〜って感じでしたが、ハッキリ言って銅はコレで最後!もう作りません!(多分)
ちょびっと磨いてみると・・・・

あ〜らキレイ!
やっぱしピンクゴールドあたりでメッキしたくなりますね〜。

むふふ。
そして今回のはこんな内部形状です。

ここのところヒット作の続くブレットチェンバーですね。
かな〜りハイバッフルで、レール関係も最初から結構攻めてます!

ベルグラーセンや、ロートンのBBとか、あの辺のブレット系のマウスピースは一番ハデなスペックの物でも、もう少しバッフルは低く、チェンバーは小さめだったりするのですが、ウチのヤツはある意味もう少し極端なところから調整できる様にしています。分かり易く言うと、チェンバーの大きいガーデラのスーパーキングといったところかな〜?
チェンバーの小さいマウスピースにもかなり魅力はあるのですが、サックス特有の空気感を失わないでスモールチェンバーってなると、相当どこかで無理矢理辻褄を合わせないといけなくなったりするんですよね。やはり、狙ったスタイルに沿って割と忠実に作って行くと無理の無い形状に見えてきたりします。
ま〜結局ここからお客様に合わせてあちこち掘ってしまうワケですが・・・
さ〜このマウスピースはその後・・・

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