今年のドラフトの話の続き。楽天は例年より多めの9人を指名した。2位の内田君以外は全て投手という徹底ぶり。この傾向は以前からのもので、投手は生え抜きを育て、野手は外国人やトレードなどで獲得、という戦略がうかがえる。1位の松井君はもちろん、2位の内田君も強肩強打で三塁も守れる期待の大型捕手だし、3位以下も先発3番手以下や中継ぎ・抑えに苦労した今年の楽天にあって、盤石の投手陣を形成することが期待できるだけの選手を獲得できたのでは、と思っている。
ところで、カイオウからしぶしぶ地元選手を下位で指名するのではなく・・・、と楽天の指名を批判されたが、2位の内田君は出身が福島県いわき市で、れっきとした東北ゆかりの選手である。現在主力の銀次(2005年高校生3巡目)は普代村出身で盛岡中央高校、塩見(2010年ドラ1)と青山(2005年ドラ2)は八戸大、トレードに出されたが、松崎投手(光星学院→東北福祉大)は2005年ドラ1などなど、過去からずっと上位で東北ゆかりの選手を指名してきている経緯がある。正しい事実を認識して欲しいところである。

0