○東京9R
馬連:4−10 250円(的中)
ワイド:4−10 140円(的中)
○東京10R
ワイド:3−6 280円(的中)
2レースとも配当は低いが、どちらも1点で的中し、久々にスッキリ。
ディープインパクトは変わらずディープインパクトだった。見所は4コーナー。ウィジャボードが仕掛けて上がろうとする所を、後からディープがあっという間に上がっていって内に閉じこめスーッと抜き去ってしまう。これがディープの真骨頂だ。
次走は有馬記念。ここを勝って有終の美を飾りたいところだが、なかなか簡単にはいかないだろう。どうもディープにとって中山は走りにくいのではないだろうか。みんな忘れているかもしれないが、思えば中山初登場の弥生賞では、抜け出して内で粘るアドマイヤジャパンをなかなか交わせず、どうにか最後の最後で勝ったという印象だった。楽勝でなかった事は、いつもは歯切れの良いコメントを残す武豊が、この時は言葉少なだったことからも読み取れよう。皐月賞もスタートは武が落馬しそうになるほど大きくつまづいて大出遅れ。そして去年の有馬記念はハーツクライを差せずに2着。
もともと中山は追い込み馬にとっては厳しいコースだが、ディープだけは特別と誰もが持っていた。それが同世代だけのレースなら何とかなっても、各世代の強豪が揃うレースとなれば、ごまかしが効かないということだ。
ジャパンカップではハーツクライに雪辱を果たし、3歳世代のトップクラスを撃破、さらに欧州年度代表馬を下した。ラストランとなる有馬記念は、まさに自分との闘い。鬼門の中山をいかにクリアできるかという点だけが注目される。
一方、武豊にとっても有馬記念はゲンが悪いレース。あのオグリキャップで勝って以来、2着は何度もあるが、意外にも全く勝っていないのだ。最強ステイヤーと言われたメジロマックイーンの時は眼中になかったダイユウサクに脚元をすくわれ、スペシャルウィークの時は勝ったと確信してガッツポーズにウイニングランまでしたのに、ハナ差でグラスワンダーに負けが判明。そして去年のディープインパクト。それなりの馬に乗っているのに、なぜか勝てない。
人馬ともに鬼門とも言える中山2500mの壁を乗り越えた時、新たな感動が巻き起こることだろう。

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