のんびり気ままに読んだり書いたりして暮らしていけたら幸せと思っていた機械オンチの私が、一念発起してこのHPを開いたわけは、どうしても憲法9条と教育基本法を守りたいからです。
そして同時に、この切羽詰った思いが、長年抱き続けてきた「内申書制度をなくしたい」という気持ちに火をつけたからでもあります。
今、戦前の日本を懐かしむ一部の人たちが、権力を使い、圧力をかけて、いつのまにか抵抗できないシステムを作り上げるというやり方で、徐々に「戦争に向けた国づくり」を進めている状況を許しているのは、敗戦後、教育改革がきちんと行われなかったためだと私は考えています。
集団のために個を犠牲にし、戦争に突き進んだファシズムを真摯に反省するのであれば、民主主義を担うための真に自立した個人を育てるための教育が必要でした。しかし、現実には、個性の尊重という建前のもとで管理教育が行われ、子どもたちは学校で、大きな声を出す人にはおとなしく従い、周りの多くの人たちと同じように振舞うことを経験として学んできました。群れに入って身を守る習慣を無意識に身に着けたまま大人になり、
異質な存在を排除することで成り立つ社会のしくみを強固にしてきたのだと思います。

16