やっちゃいました。ネット時代なんだから、ちょっとやる前に検索してみりゃすぐいけないことだと分かったのに、もはや後の祭り。私のような失敗を繰り返さないようにあえて恥をさらして公表します。碁石はアサリと違います。ごしごし洗わないでください。とんでもないことになっていました。
大事件です

写真説明
天元は洗顔石鹸で洗ってアサリのようにガチャガチャこすった硬質ガラスの碁石です。
左下隅は今回奇跡的に洗わずに助かったメキシコ産ハマグリと那智黒碁石セットです。入れ物は黒檀です。お正月とか特別の日にしか使いません。それほど高級品ではありませんが、我が家では最高級の宝物です。
上辺は栗の碁笥(ごけ)、普段の愛用品でこの中にガラス石が容れてありました。
やっちゃいましたね〜

私が学生時代に買ったガラスの黒石です。つや消し加工はしてありませんから、見るからにテカテカしてガラスガラスしています。厚み9mmで重量感があり、置いた時のぷるぷるっと揺れる感じがたまりませんッ。人差し指の爪と中指の腹に挟んで小指をぴんと張って、粗相しないようにびしっと打ち込む手つきを練習すれば、大抵の石は使いこなせます。その石が何十個も笑窪だらけになりました。落胆を通り越して笑っちゃいます。
みなさん!!
碁石はアサリじゃありません。ごしごし洗っちゃダメです。一個ずつ心をこめて乾いた柔らかい布で拭いてください。修行の一つです。百八十一個の数なんかなんのその。一個一個心を込めて丁寧に拭くことが大切です。昔はちゃんとそうしていたのに、いったいなんということでしょう。魔が差したというか、ついつい面倒くさくなって、どうせ加工するときは水を掛けながら砥石の上で機械が表面を削っていくんだし、貝殻はもともと水の中にいたんだからジャブジャブ洗って何が悪い。そう思ったのは浅はかでした。貝や石は決して洗剤の中に住んではいません。
薄っぺらなガラスはなんともなかったのに、分厚い石は接地面が少ないのでそれだけ受ける衝撃が大きく損傷がひどく、まだまだ目には見えない打撲痕はいっぱいあると思います。
碁石が身を捨てて私に教えてくれたこと。無駄にしないように今後の人生の教訓とさせていただきま〜す。だってもう今更こういう云い方しかないでしょう。悔やんだってしょーがねんだから。潔く振り替わり振り替わり。

para1002n(ぱら仙人)
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