
← 読む前に ひと押し。 このシリーズはご注文に応じ、てつづき承ります。

春節前後に3週間ほどある長期休みを利用して、生徒の家を訪問するという名目で、通常は旅行許可の出にくいところをあちこち訪ね歩こうと試みた。
やってみなければ分からないこともいろいろあったが、そのために、あちこち迷惑も掛けている。疫病神のような我侭ぶりだった。

(1)
後をつけられて
終着駅でバスを降りて汾陽の町を気ままに歩いていた。汾陽は元々旅行許可の出ていないところらしい。背後になんとなく人の気配を感じて、急に振り向いたら、2人の制服組みが咄嗟に民家に身をかわすように飛び込んだ。やっぱりずっと後をつけられていたのだ。素人を相手に、なんと下手な尾行をするんだろう。可笑しかったが、この先、行く当てもなし、身の安全を考えて、引き返すことにした。ゆっくりと、ぶらぶら元来た道を歩いていると、偶然、全輝峰(仮名)に出会った。困惑した顔をしていた。
(1)-a全君の四合院の家 (1)-b全君の家のレンガ (1)-c全君の家のオンドルは後回しにして、・・・
汾陽は全君の帰省先だ。春節の休みになる前に訪問を約束していたが、外事弁公室(外国人居留者を統括する部署)から「先生は行かないことになった」と連絡があったらしい。後から分かったことだが、外国人旅行証に当初、汾陽は記載されていなかった。

世話をしてくれていた貨庸(仮名)さんに追加をお願いしたら、申請するのにまた手数料が1元かかるので、許可証はなくても行けるかも知れないといっていた。かも知れないでは困るので、許可をもらってきてくれるように頼んだら、元の旅行許可証に別の筆跡で、違う色のインクで、汾陽と書き加えてあった。2度目の領収証には公安の領収印がなかった。このことで、
(2)汾陽に着いてから取調べを受けることになった。〆(..)para1002n(ぱら仙人)
(2006/2/9)「総合病院」<<前回のお題
(1)-c-(1)真心の胡桃料理につづく。その後、盛装しておすまし
(1)-a(2)カラーの記念写真、の話にさらに続く。

0