横島の小入双【こにゅうそう】はなんとなくマンネリ化したので、新しい場所探しに田島の明神波止に行った。旧暦卯月晦日、新月に向かう大潮。満潮は10時ころ。上潮に乗って、明神から鳶ガ巣まで流し、帰りは引きに乗って戻る算段。内海大橋の風力計は無風。現場の明神の浜に7時到着。浜は東風がある。風速5〜6mくらい。波止を出るころはうねりも大きくなり、砕ける波頭もちらほら。浜の両サイドに大小2か所定置網が設置してある。先に鳶ガ巣に行ってみることにした。沖に出るとますます風がきつくなり、潮は東向きに流れているのに、ひと漕ぎ三尺ペース、なかなか進まない。風速8mを超えて10m(ちょっと大袈裟か)くらい。耳元で風の唸りが聴こえる。あたりもないので砂地の元の場所に戻る。島の湾曲がちょっと風除けになって波も穏やか。全く魚の寄り付かないところに網は仕掛けないだろう。網の風下から離れるように投げる分には絡むことはないだろう。

ハオコゼ(ヒメオコゼ?)が多いが、他の魚種もいるはずと、粘っていたら、ホゴメバル(カサゴ)17cmが来た。その後、キス17.5cm。波消しブロックから50mほどのところにキスが寄っていたのか、2ヵ所の定置網の間で行き場のないのが偶々そこにいたのか。・・・いずれにしても、岸近くでもキスがいるということは、地形的に横島の東側と似ている馬場崎の浜にも希望がもてそうだ。馬場崎側に車が停められるかどうか、今度探してみよう。全く同じ場所で来る日も来る日も釣っているのはちょっと照れくさいのだった。・・・
潮止まり直前には、南も西も島影か霞んできた。遠くでは降りだしたようだ。早々に納竿。ちょうど満潮時。ボートも積み終えて、馬場崎を見るために東へ回る。箱崎漁港あたりで雨が追いかけてきた。釣果そのものよりも、切り上げ時の判断に大満足でした。〆(..)para1002n(ぱら仙人)

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