昨日は夜中の3時過ぎまで、竹輪の下拵え。すり身を作ったり、アナゴを焼いたり。それから寝た。起きたら8時が近かった。台所に行ってみたら釜が洗って置いてある。急いで米を研いで、竹輪をとりあえず4枚焼いた。なかなかいける。
もたもたしていたので出発は10時半ころになった。満潮は13:19ころ(福山市内海町横島)だから、ボートの揚げ降ろしは楽だ。後は風次第。
内海大橋電光掲示板には何も表示がない。地蔵鼻の車の待避場所には、いつも見かけるワゴン車が先に来ていた。スロープの傍に荷降ろしだけして、車は小坊志の駐車場に回した。風裏になるので穏やかだ。帰りは下げの潮に逆らって戻ることになるが、距離的には近いので、一生懸命漕げば乗りきれる。
一直線に昨日のポイントに向かった。既に潮止まりに入っているらしい。風は西風、やや沖より。右前方に地蔵鼻越しに田島のデイケアセンターの建物、左手には巳の浜の離れ岩と当木島の括れが重なる位置・・・っと。
昨日は引き潮を利用して海苔網の繋留ロープの上手にアンカーを下ろし、仕掛けを繰り出したのだ。今は逆にアゲインストの風に流されて、グイビの案内板前に投錨しても海苔網のロープに当たる所まで押される。なかなかぴったり同じ場所には止まれない。
問題はボートの正確な位置ではなく、仕掛けの先がどこになるかなのに、細かい拘りに思わず自分のやっていることを笑ってしまった。「船縁を刻んで剣を求む」ような愚行だった。
潮見表よりも1時間以上前なのに潮は既に引き潮の方向に流れ始めていた。不思議だ。釣り船の人にそれを言うと、笑っていた。確かに、海の上(現場)で印刷物や資料(机上の計算)を基に話をするのは青臭い。

風は時折5mからそれ以上にもなる。潮は引いているが相変わらず風に押し戻されて定位置。仕掛けは繋留ロープから離れるように下手に流れるので問題はない。
50cm近いアナゴが来た。1匹釣ると、仕掛けはくちゃくちゃだ。妙なところからハリスが出ている。鰓の中に外から針が刺さった形だ。アナゴが暴れないように絞めて、鰓の針を取ってみると、底針には餌が残っているし、枝針は口に掛っていたやつだ。じゃあこの針は何だ。
昨日取り逃がしたアナゴを針ごと回収したのかと一瞬思った。どうも違うようだ。ケン付き流線の12号はワシの針ではなさそうだし、チモトの結び方も微妙に違う。ワシは7回巻いて締める。ハリスもどうやら3号らしい。ワシは今は5号のラインでモトスが3号ハリスは1.5号。
このアナゴ君は針を飲み込んで一旦身体に仕掛けを巻きつけ、ハリスを食いちぎって難を逃れたものの、刺さった針を何とかしようと深呼吸を繰り返すうちにハリスが鰓から外にぶら下がったんだな。落ち込んでじっとしていたが、腹が減ってきたので目の前のきらきらする餌に食いついたら、また中に針だったというわけだ。
そんなくだらないことを思いながら、次の仕掛けを投げたまま、のんびり縺れた仕掛けを解(ほぐ)していたら、周囲の風景が一変していた。あっ、やべぇ、と思ったが後の祭り。アンカーが2基目の海苔網のロープに掛っていた。仕掛けも根掛りしている。とりあえずアンカーを先に回収してまた漕ぎ戻し、仕掛けを回収した。底針(10号ウナギ針)はハリス止めで切れていた。枝針(4号ハゲ針)は伸びて開いていた。潮は川のように流れ出していた。
きつい流れに逆らって昨日と同じロケーションを確保して、又、穴子が掛ったが、網を受けて緩めた瞬間に針から外れた。まあアナゴは居るということで、晴れていても食うということで。針はハゲ針よりは流線かウナギ針のほうがいいらしいということで・・・。明日は、リベンジじゃ。今まで3回、網まで寄せて取り損ねたから、目標は3匹ゲットじゃ。
今日の釣果、イシモチ4匹(25-27cm)、アナゴ49cm〆(..)para1002n(ぱら仙人)

←今押して♪

0