バンダイ「ウルトラ怪獣シリーズ」の旧造形版ゴモラ……
このソフビ人形は我が家において、購入した筆や塗料などの性能テストのための
「実験台」として、日々酷使されている(苦笑)というのは、
7日更新分の記事にて
包み隠さずお伝えした通りです。

で、上記の性能テストに加え、その折々の怪獣ソフビやプラモなどの塗装作業で
余った塗料などもテケトーに塗りたくられていった結果、今や旧造形ゴモラ君は
かくのごとき無残な有様(苦笑)になり果ててしまったわけですが……

さすがに、いつまでもこんな状態のまま放置し続けるのは気の毒ですので
このたび、このゴモラも仕上げ塗装をして完成させちゃうことにしました。
で、仕上がりましたのがコチラ!

一見ぐちゃぐちゃでデタラメなようで、その実ホントにデタラメぐちゃぐちゃな(笑)
実験台仕様の旧ゴモラではありますが、せっかくですのでこのデタラメな塗りも
「下塗り」として活かしちゃおう、というのが今回の基本テーマ(笑)。

てなわけで、この下地色を完全に隠蔽してしまわぬよう、ベタ塗りではなくて
うすめ液で希釈した塗料を何段階かに分けて塗り重ねていきます――
「ホームセンター売りのラッカーシンナーによる希釈」という邪道な方法論によって
ソフビにしっかり食いついている下塗りの強固な塗膜は、模型用うすめ液程度では
ほぼびくともせず、塗装中に下地色が溶け出してこないのが嬉しいトコロです。

そして基本的な作業そのものは、いつも通りのいつもの手順。
……あ、そうそう、ゴモラの角の赤いギザギザ模様は、模型用の塗料ではなくて
市販の色鉛筆を使って描きこんでみましたよ。
描き終わった後に指の腹で軽くなぞれば簡単に「ぼかし」の効果を得られますし
もしも失敗した際にも、消毒用アルコールを染みこませた綿棒を使用することで
下地の塗装を傷つけることなく容易に修正が可能です――
で、もちろん色鉛筆は本来模型用のマテリアルではないので、作業の終了後には
軽くスーパークリアーを吹いて、ソフビ表面に定着させればモア・ベター(笑)。

以上、今回は「ウルトラ怪獣シリーズ」旧造形版ゴモラのリペイントの巻でした。
ずいぶん長きに渡ってぞんざいな扱いをしてしまったこのソフビですが、ようやく
ゴモラに対しての罪滅ぼし(笑)が出来た気が致します――
長い間の「お勤め」、本当にご苦労さまでした(笑)。

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