買い求めやすい価格設定と集めやすいサイズ、そしてラインナップに加えられた
怪獣たちのメジャー・マイナー取り揃えた絶妙にバラエティ豊かな顔ぶれによって
多くのファンから好評とともに迎えられている「ウルトラ怪獣500シリーズ」。

そのラインナップより、昨年8月にリリースされた“
一角超獣・バキシム”。
商品デフォルトの状態で、ほぼ基本的な塗り分け自体は出来ている仕様でしたので
そんな商品仕様をそのまま活かす形で、部分的塗り分けを施したりしてやる程度の
お手軽プチ・リペイントで楽しみ、それなりに欲求は満たされていたのですが……

……また例によって、ムラムラッとリペイントの虫が疼いちゃいまして(笑)。
てなわけでこの状態から、更に上塗りの手を加えてみたいと思います。
で、塗りあがりましたのがコチラ!

どこをどう塗ったかは、こちらの写真で一目瞭然かと思います――
そう、今回、ボディの青の色味を変えてみたんです。

先にも書きましたとおり、バキシム全体のカラーリングとその塗り分けに関しては
商品デフォルトの状態で既に「出来ている」状態ですなのですが、成型色の青が
(玩具売り場での目立ち具合も考慮に入れてか)明るく軽いものになっているので
今回はこの青の色味をより暗めの紺色へと傾けて、劇中のバキシムが有していた
どっしり重厚なイメージに少しでも近づこう、という次第です。

そんな趣旨に則り、前回よりも更に暗めに調色したラッカー系塗料の青を上塗り。
塗装面が味気ないベタ塗りにならないよう、ランダムに塗料自体の濃度を変えて
故意に筆ムラなども作ったりしながら塗り進めていきます。

上塗りが終わった青い部分に、よりメリハリがつくようにドライブラシを施したり
ウォッシングやパステルワークなどをも随時施してみたり……
まぁその辺は、最初の時と何ら変わらない
いつも通りの作業です。
で、濃い目になった青部分の色彩に併せて、オレンジ部分の色味も変えた結果
当初は部分塗りだけで済ます予定のところ、全面塗装になっちゃいました(笑)。

あとは最後に、がっつり艶消しクリアーをスプレーしてやれば出来上がり。
なお、その際に部分的なツヤの微調整をしてやると、より全体にメリハリがついて
某モデグラ風に言うなれば「モデルが盛り上がる」のではないかと思います―ー
と言うわけで、このバキシムも目玉には光沢クリアーを、尾骶の発光箇所には
半光沢クリアーを、それぞれ上塗りしています。

以上、今回は「500シリーズ」版バキシムの上塗り再リペイントの巻でした。
またしばらくして塗りたくなったら、この上から更に手を加えるかもしれませんが
そういうしつこい向き合いもまた、こういう趣味の醍醐味なんでしょうね。
てなわけで再々リペイントの際には、また記事にお付き合い頂ければ、と(笑)。

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