今週……と言いますか、暦の上では既に先月末ですが。
ミニサイズながらもリアルな造形と美しい塗装処理、そして何よりも
800円売りの「ウルトラ怪獣シリーズ」ではフォローしきれないような
商品化に恵まれない怪獣たちにも、等しくスポットを当てていくという販売方針が
怪獣ファン・ソフビファンのハートをがっちり捉えて離さない魅惑のアイテム、こと
バンダイの「
プレイヒーローシリーズ・ウルトラモンスターズ」。

本年六月末に発売された、第一弾ラインナップに引き続き……
待ちに待っていた第二弾が、晴れて小売店の店頭に並ぶことと相成りました!
●満月超獣・ルナチクス

南夕子の故郷、月世界のマグマエネルギーを吸収しつくして、
かつては美しい星だった月を、クレーターだらけの死の世界に変えたと言う……
レギュラー出演していた南夕子の鋼板エピソードに登場、という事もあって
印象深いウサギモチーフの超獣、ここに堂々の初! ソフビ化です。

トレードマークの大耳は、パッケージングの都合等も慮ってか
本体と一体の「閉じた」状態にて立体化。

超獣たちに共通する「性根の悪さ」を匂わせつつ、よくよく見てみますと
どことなく犬チックな愛嬌があるようにも思えるルックス。

更にルナチクスの隠れた魅力、エビフライ風の可愛い尻尾。
ミニソフビでなら、360度あらゆる角度から眺め放題、見放題です(笑)。
●古代怪獣・ツインテール

で、「えびふりゃー」と言えばこちら、エビの味がするこの怪獣(笑)。
人気怪獣ゆえに商品化にも恵まれ、総じて出来のよい賞品揃いのツインテール……
その栄光の歴史に、今回また新たな傑作アイテムが加わることとなりました。
“一番やられたと思ったのは池谷(仙克)さんのツインテールですね。
すごいアイディアだと思いました。
僕は当時現場にいたんだけど監督だって喜ぶもの。
人の向きを変えたりしていろんな演出ができましたから”
(『宇宙船』Vol.70 井口昭彦氏インタビューより抜粋)

個人的に、今回のミニソフビ版ツインテールの白眉だと思うのはコレ!
マスプロダクツのソフビでは、恐らく初めてのことでしょう――
これまで「単なる平面」として処理されていたツインテールの接地面に、
この通り、ちゃんと「
足」が造形されているんですよ〜。
●怪獣ボール・セブンガー

そして「足」と言えば、その短足っぷりに萌え萌えな彼(笑)。
変身能力を失ったウルトラセブンことモロボシ・ダンのために、
M78星雲・光の国から贈られた新戦力……
それを届けに来るのが他でもない、かつてセブンにウルトラブレスレットを託された
帰ってきたウルトラマン・郷秀樹である辺りも感慨深いものがございます。

前回ラインナップのガメロットも珠玉の造形物でしたが、このセブンガーもまた
このサイズのソフビ怪獣としては完璧といっていいほどの素晴らしい出来!
ガメロット、インペライザー、そしてこのセブンガー……と、今年のバンダイ怪獣ミニソフビは
こういった「ファットな造形のメカ怪獣」が、ひときわ冴えていたなぁと思います。

で、このセブンガー。
こんな冗談みたいなルックスでありながら、これまた冗談のように強い(笑)!
名曲「ウルトラマンレオ」のメロオケに乗って颯爽と出現し、新マンさえ手を焼いた
宇宙両面怪獣・アシュランに反撃の暇すら与えず、一方的なまでの猛攻で
ノックアウト寸前にまで追い込んだその活躍ぶり……
結果論ではありますが、もうちょっとだけ「彼」の更なる活躍と雄姿を
本編中にて拝んでみたかったものです(しみじみ)。

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