2018/9/3
私にとって8月は魔の月、どっと疲れてしまう。やっと9月、気になっていた芥川賞受賞作『送り火』(高橋弘希作)読むことが出来ました。
実は何と勘違いしたのか将棋界舞台の小説と思い、今将棋ゲームに嵌ってしまった身には必読と。(読まずに俳句まで作ってしまった!)
青森の山間に引っ越した中学3年生の転校した新学期から夏休みまでの生活。そこにある自然のありのままの清さを解りやすく書かれていて、優れた文章と思いました。
ただ、淡々としながら徐々に横溝正史か宮部みゆきかの雰囲気が。最後は衝撃的で未だ心臓の早打ちが残ります。
芥川賞対象となったのは、ごく普通の人の日々に潜む狂気か?

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