2007/1/9

ツアー中に読んだり見たり  
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1990年代にヤングサンデーに連載されていた「いわゆる超問題作」が、
加筆されて版形を変えて再発。本当に、待ってました!!!という企画だ。
ざっくり言うと、爆弾魔トシ、殺人鬼モンのコンビ「トシモン」
(まんまですが・・・)が日本中で暴れまくり、
それとシンクロするように、暴力の化身である凶暴な不死の大怪獣「ヒグマドン」が現れ、
各地で殺戮の限りを尽くす、というバイオレンスアクションマンガ。
・・・・なのだが、作者 新井英樹の、言葉の真の意味において
他の追随を許さない粘着質な知性と思考力、
圧倒的な人物造形の迫力、容赦ない暴力描写、人体破壊描写
話が進むに連れて神話的な様相を帯びる展開・・・etcによって、
作者本人が当初意図したという「B級アクションマンガ」の枠組みを
1万光年くらい踏み越えて「世紀末黙示録」になってしまった傑作。
福田は、この作品を読む事は「20世紀末を経て、いま、21世紀を生きている」
人間にとっての必須事項であり、これを読んだ事がある、ということは、
あきらかに一つの「教養」を身につけた事である、とすら思う。
これを中高校生の必読図書にして、徹底的な議論の俎上に乗せる、
というのが絶対に正しい。
そして、この作品を最終的に「大ボラ話」と言いつつ、
同時に「この作品は倫理の教科書です」とも語る、
作者の強靭なバランス感覚に感動し、それを学ぶべき。

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TVディレクターであり、オウムを題材にした
傑作ドキュメンタリー映画「A」「A2」の監督でもある森達也氏が、
1999年に自ら制作したTVドキュメンタリー「放送禁止歌」のメイキング、
として書き下ろした著書の文庫版。
論理的な破綻や、(敢て?)看過している問題などもちらほらあるのだが、
テーマそのものがものすごく面白いのみならず、
「放送禁止」という文言の実態、そこから照射される我々の思考停止
そこから生じ、決して消えない差別の問題を、
理路整然と解き明かしていく構成が非常に巧みで、かつ感動的。
ちゃんと「泣ける」ところに落とし込んでいるところが、
賛否両論あるだろうが、福田は拍手。
「ドキュメンタリーは客観的であるべきだ、という考えは間違っている。
ドキュメンタリーこそ、絶対的な作者の主観で制作されるべき」という、
森氏の意志が見事に結実したドキュメンタリー。

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ただただ素晴らしい画集。
テーマは、我執
なんか、ダジャレですまんが。でも見れば分かる。

世界と自分の接点はやっぱり自分でしかない、という恐怖と絶望を
ここまで吐き出すように、しかし細密に静かに描き続けた画家は
世界的に見ても例がないのではないか。
こんな凄いアーティストが31歳で夭折している、という事実の残酷さを考えると、
世の中には本当になんでも起こりうるんだなあ、と思う。
そして、いつも辿りつく結論。やっぱり神様なんていない。
あたりまえだけどなw。

2007/1/17  20:33

投稿者:まりまり
今日、書店で、「石井徹也」さんの画集
拝見しました。 

立ち読みなのに・・・・
泣いてしまいました。

すべての画から
寂しさ・哀しさ・怒り・辛さ等々を
感じて・・・

気がついたら
涙が溢れていました。 

買って帰るには
辛すぎる画です。

2007/1/12  2:28

投稿者:ルチャ・リブレ
ザ・ワールド・イズ・マインは、最終巻だけがどこを探しても見つからなかったので、再版は嬉しすぎます。情報ありがとうございます。ヒグマドンはどうなるのか、やっと読めるのですね!

2007/1/10  21:49

投稿者:爆じゅん
ハイッ!
放送禁止歌って言われてる歌も、(そんなに数知ってるワケじゃないけど)スキだし、理由や歴史にも興味アリアリなんで、読んでみますっ☆

2007/1/10  0:01

投稿者:fukuda
>>「放送禁止歌」って言葉は、どこから出てきた(誰が言い始めた)んでしょう。

すべての答はこの本にあり。もし少しでも興味があるのなら必読!

2007/1/9  23:54

投稿者:PUMITON
放送禁止歌・・つい最近聞いた曲はなぎら氏の「悲惨な戦い」
ラジオで聴いた時は、爆笑しましたが・・なぜか禁止という事で、実体は、誰も禁止していないという不可解w
でも〜禁止といわれると聴きたくなるわw
石田徹也さんの画は、「日曜美術館」で観ましたが、どれも、自分の内面を描いていて、うなづける所がありました。 が・・ユーモアもありましたが悲しい画が多かったような・・・

2007/1/9  22:23

投稿者:爆じゅん
「放送禁止歌」って言葉は、どこから出てきた(誰が言い始めた)んでしょう。
・・・っていうのは、私、ずっと「放送禁止歌」っていうのは、放送局にリクエストしても絶対かけて貰えない歌なんだって思ってたんですけど(これが思考停止か)、
少し前に、実際は、要注意歌(だったっけかな?)リストみたいな資料があるだけで、拘束力は無いとか聞いたんです・・・。
(まあ、そもそも”要注意”って判断される歌があるっていう事自体ヘンだけど、「禁止」と「要注意」とじゃ、受ける印象がかなり違うと思う。)


「ザ・ワールド・イズ・マイン」は、画的には完全男の子漫画の気がするけどw、気になります〜
石田徹也さんの画は、この表紙見ただけでもっと見てみたい〜!・・・って、思いました!

2007/1/9  21:47

投稿者:まりまり
「ザ ワールドイズマイン」
なかなか 良さげですねぇ〜 
(探そうっと!)w 

最近読んで 良かったのは、 
駕籠 真太郎 「殺殺草紙」(ころころそうし) 
松本 大洋 「竹光侍」 (たけみつさむらい)
海童 博行 「危機之介御免」(ききのすけごめん)
(ぐははは 見事に侍系ばっかだしww) 

「ころころ・・」(こう書くとかわいいけど グロです) 
あの「三池崇史」監督が、絶賛してました。 

「たけみつ」は、「鉄筋・・・・」で
一躍有名ですがw あたしゃこっちのほうが
全然 いいっす 

「ききのすけ・・」は、 
原作が、「大友克洋」だったのでw 
でも、結構面白かったっす 

漫画に学ぶ事って
結構ありますよね。 

本屋巡りは、相変わらず好きですが 
最近は、コミックのコーナーから
攻める自分が居るww 

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