2008/1/25

こりゃすげえ!  映画
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「28週後」。4年前に結構話題になった英国産SFホラー「28日後」の続編だ。
前作は、ひとたび感染すれば瞬時に脳が冒され、人間と見れば誰彼かまわず食い殺す状態になる最悪のウィルスがイギリス中に蔓延、そのサイテーな状況下でのサバイバルを描いたハードな作品で、ゾンビ状態になった「感染者」たちが物凄い速度で走って襲いかかってくるという「掟破り」な設定が、ホラーマニアたちの間で物議を醸した。足の速いゾンビ(実際には彼らは「ゾンビ」じゃないんだがw)ってどうよ、というワケだ。しかし、この作品の後に作られたハリウッド大作「ドーン・オブ・ザ・デッド」でも、えらく足の速いゾンビたちが登場。いまや、ゾンビに与えられたアスリート的要素はある意味、市民権を得ている、と言っていいだろう。
もとい。今回の「28週後」は、前作で暴れまわった「アスリートゾンビ」wたちがいったんは死滅した(と思われた)状況から始まる。ロンドンは米軍の完全な管理下に置かれ、生き残った市民達は限られたエリアでなんとか元の暮らしを始めようとしていた。しかし、その矢先、思いも寄らぬ展開から(その経緯の描写が実に巧み!)感染者が出現、米軍は感染者も市民も一気に抹殺しようとする・・・情け容赦のないテイストはそのままで、ハードさ2割り増し。シナリオも演出も見事だし、役者もすばらしい。ちょっと健全なファミリーむけアドベンチャー映画みたいに見える(でもない?)パンフの表紙が切なくなるほど絶望的なホラーSFの傑作に仕上がっている。個人的には「28日後」より今回の作品のほうが好き。この映画の前では、似たようなテーマの「アイ・アム・レジェンド」なんか、ただのユルいテレビドラマ。
最近、コワい映画がないねぇ、とお嘆きのかた、是非どうぞ。

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