2008/6/9

6月9日って  音楽
ロックの日、なんだって。これってどうなの??
まあ、いいかw。

「裕彦、ロックっていうのは、なんなんだ」
むかしむかし、父親に尋ねられたことがある。俺が22の頃かな。
父親は、いかにも音楽教師らしく、「定義」とか「分類」からロックを理解しようとしたわけだ。「リズムなのか?」
確かに、その当時大抵どこの音楽室にもあったリズムマシン(それがKORGのドンカマティック、というマシンである事は随分後で知った)の「ROCK」と書かれたスイッチを押すと、チャカポコチャカポコ、世にも軽やかな8ビートが鳴った。
「うーん、まあそれもある」
「教科書に、グリーングリーンっていう曲が載っててな。曲の指導説明に、この曲はロックのリズムで、と書いてあるんだ。この曲はロックなのか。」
「ああ、♪グリングリーンって、あれ・・」よく言えばクソまじめ、悪く言うとまるで融通のきかない理論家の父親にロック論を語るほど、俺にロックに関する哲学があったわけではなく。「そうね、ロックだね。ロックはリズムよ」
「そうか。じゃあ、お前がやってるのはロックか」
「いや」当時、俺はいわゆるフュージョンバンド、をやっていた。「ちがう。フュージョン」
「フュージョンっていうのはなんなんだ。」
「簡単に言うと、ロックとジャズが混ざったみたいな」
「ジャズっていうのはなんなんだ。リズムか」
ああもう面倒くさい。「そう。ジャズもリズム。ロックもリズム。」
「ふーん」理解したのか、単にそれ以上考えるのが面倒になったのか、父親は質問をやめた。これ幸いと俺は自分の部屋に逃げ込んだのだが、この「ロックっていうのはなんなんだ」という父親の質問は、実はその後もほぼ一ヶ月おきに繰りかえされた。
別に父親がボケていたわけではなくw、多分、彼は自分の中で「そうか、ロックはリズムなんだ」と定義してみるものの、なにかのきっかけで「いや、それだけじゃないんじゃないか」という疑問を持ち、もう一度尋ねてみる、という事を繰り返していたんだろう。
今になってみれば、父親がいったいどんなことをキッカケに「ロックっていうのはリズムだけじゃないんじゃないか?」と思ったのか(それも、何度も!)、ちょっと知りたい気もする。でも結局、当時の俺は面倒臭くて、そのつど、「ロックはリズムだ!」でカタをつけていたような気がする。そのうち父親は重いうつ病にかかり、二度と「ロックっていうのは、なんなんだ」などという質問をすることもなく、70歳半ばにやっと訪れた回復の途上で、あっけなく亡くなった。父親が元気なうちにもっとちゃんと答えるべきだったのかも、とも思うが、実は今に至っても、俺は「ロックってなに」と尋ねられて、そう分かりやすい回答をする自信はない。やっぱり、「ロックはリズムだよ」と言って済ませてしまう気がする。だって面倒くさいから。あまりにも面倒くさいから。

確かに、俺の中に「最高のロックバンド」は間違いなくいる。Rage Against the machineだ。じゃあ「彼らがロックの全て」なのか、というと、別にそうでもない。ただ最高なだけだ。最低のロックバンドも間違いなくいる。B’zだ。じゃあ「彼らがロックじゃない」という事なのか、というと、別にそうも思わない。ただ最低なだけ。

ロックっていうのはなんなんだ。父親のかわりに、自分に聞いてみる。
とどのつまりロックってなんなんだよ。
実は全然わからない。未だに、全然。
逆らうこと?揺るがないこと?不屈な事?扇動的なこと?攻撃的なこと?
まあ、「そんなもん」だろう。
リズムでもスタイルでもない。要するに、表現に関する、心意気。
「そんな感じ」なのかも。

結局俺は、51歳にもなって何の答も見出せていない。
でも、これもまた、「そんなもん」か。
とか思いながら、6月9日「ロックの日」は終わっていく。

クリックすると元のサイズで表示します

2008/6/14  15:24

投稿者:そめちゃん
じゃあ
ムックの日で☆
(赤くてもふもふのひとです)

2008/6/12  11:40

投稿者:まき
爆じゅんさん、ご丁寧な解説ありがとうございました♪
漁港さんの日本的な演歌みたいなロックに引かれたのかも!

福田さんや皆さんはレベルが高いので勉強させてもらいつつ、本音トークで楽しいです。
無知な私ですが、これからも分かる範囲でお邪魔させてください♪

2008/6/12  8:23

投稿者:爆じゅん
あんまりBさんで引きずるのも何かと思いますけどw、
Bさんが日本で流行ってる(まあ、未だにこれほどまでにってのはともかく・・・)理由は分かる気が・・・
J-ROCKは、そもそもはアメリカからの輸入品っていうか模造から始まった歴史があるし、
歌謡ロック(歌えるロック)スタイルっていうのは、西城秀樹さんや郷ひろみさん的歌謡曲と繋がるっていうか、
テレビとかで慣れ親しんだ音楽にも通じるんでは・・・と。
そういう意味では、根っこはないけど、ある意味日本の音楽のひとつともなってるってことなのかなぁ〜。
漁港さんの音楽は、音楽スタイルはなんでもありになってるけど、どっかり日本に根を下ろしてる☆

2008/6/12  0:08

投稿者:まき
訂正
意見⇒拝見

それと、Bさんを悪く言うつもりはありませんでしたが・・・ただの好みです。
上手くいえませんが、私は低音が肌に合うような気がします。
下手な文書ですいません。

2008/6/11  23:35

投稿者:まき
白人と黒人の音楽性の違い考えると深いですね・・・
黒人の音楽はブルースやゴスペルというイメージがあり、音楽には文化があるんですね。
となると、Bさんが流行っている日本は、何なんだろう?
音楽の事はよく解りませんが、私はBさんのような甲高い音と歌い方は、好みではありません。
そういえば、この前テレビで漁港さんを意見しました♪
声と音とリズムにストレートな歌詞と魚屋さんの心意気と男気が結構好きかも。
自分でもよく解りませんが、心地よかったです。
「まぐろ!まぐろ!まぐろ!・・・」
暫く、頭の中から離れませんでした。

2008/6/11  20:06

投稿者:爆じゅん
>>>そりゃ、全然違うな。
ハイw 端的というか短絡的というべきか(苦笑)
Bさん的ロックを含めて「ひと括り」に出来たような気になって書いたけど、
結局はBさん的ロックについてに「しか」なってないw
そんで、Bさん的ロックについてしか書いてないとしたら、
>>「ロック」の源って、人間から出るエネルギーやパワーじゃないかしら。端的に言うと生命力?
はカッチョつけすぎ(^^;
なので、Bさん的ロックの源は「躍動感」・・・というべきなのかしらん。
・・・って、全然違う話になってる上に、自分でも何言ってんのか良くわかんなくなってきました・・・ああ・・

>>>これは何故か、よく考えてみてw。
基本、白人は攻撃的で黒人は穏やかな人が多いから・・・かな?

2008/6/11  14:05

投稿者:fukuda
>>Bさんも たぶんロックなんですよ。

たぶん、じゃなくて、モロにロックですよw。
ただ、福田が好きじゃないタイプのロックだっていう
だけで(^0^)/

>>「ロック」の源って、人間から出るエネルギーやパワーじゃないかしら。端的に言うと生命力?

そりゃ、全然違うな。
人間から出るエネルギーやパワーをもっと端的に表現する方法はいくらでもある。例えばそれが(日本の民謡含め)民族音楽だし、伝統的なお祭。「ロックが生命力」なんだったら、あんなに大量の電気は必要ない。大音量もいらない。
ロックは、きわめて効率のいい「うさばらし」=「ガス抜き」のひとつの手段、にすぎないんだよ。

例えば、「ハードコアパンク」や「デスメタル」というジャンルの「激しい」ロックを聞くのは基本的に白人ばっかりで、黒人は殆ど全然聞かない、という事実がある。
これは何故か、よく考えてみてw。

2008/6/11  8:31

投稿者:爆じゅん
今、思った♪
「ロック」の源って、人間から出るエネルギーやパワーじゃないかしら。
端的に言うと生命力?
だからそれが迸ってれば迸ってるほど惹きつけられるっていうか・・・燃える!!
燃えればロック! 燃えなければロックぢゃなし。

2008/6/11  3:56

投稿者:ゴングショー/モンテぃパイソン好き。
ロック・・・考えたらロックでなくて
感じるのがロックなのでは?
その昔?ソウル(魂)がロックの〜みたいなことを言われる方がいたような気がします。 
ならば黒人のブルースも日本の演歌もロックだと思うのですが・・・
それぞれの 感じ方次第なので 定義なんて無いのが
ロック 音楽理論から はずれる音使おうが 何しようが これが かっこいいと 思えば それが正解。
それがロックって 思ってます。
子供の頃から 近所の 祭りで 太鼓叩いてましたが
かなり ロックを感じてました。
ここちいいんですね。 これもロックだと思ってるんですが〜
なので ロックの感性は それぞせなんでは ないでしょうか?
ロックに理論や定義は無い。それがロックでは。と
思うのですが どうなんでしょうね。
Bさんも たぶんロックなんですよ。
よくは知りませんが Bさんの シンセ?アレンジャやってる あかし君は 関西でコズミックパワーって
バンドやってて よく見てたんで 良い悪いは別として
頑張ってほしいかな?なんて思ってます。
福田さんが駄目出しする気持ちも何となく解るんですが〜

2008/6/11  0:59

投稿者:PUMITON
>密教はロック
そうですね〜
生き様までロックなおばさま・・いらっしゃいます。
70代にして、独り、護摩を焚き、春になれば修行に・・
修行の最中には円の行者まで見えるという・・
夢はあのチベットへ、だそうです〜w
ロックなおばあさまです! ある意味幸せなお方です。

コメントを書く

名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ