2008/12/8

WALL・E  映画
            クリックすると元のサイズで表示します
実は福田、この映画の予告編を最初に見た時、泣いた。人間のいない荒廃した都市の中、たった「ひとり」で働き続けるロボットが主人公!?まさにツボ。もうそれだけで涙だ。
珍しく前売り券をゲト。公開日を心待ちにしていたのがこの「WALL・E」だった。
で、結果。さらにハマった。ほんとうに久々に見た、SFらしいSF。この作品の潔い「SFっぷり」に比べると、例えば「スターウォーズ エピソードT〜V」などが、いかに「SFっぽいアクション映画」にすぎないか、ホントによく分かる。まあ、俺はもともと「スターウォーズ」シリーズって全然面白いと思わないんで、余計そう感じるんだろうけどw。
まあそれはさておき。まず、映画の前半部の荒廃した都市の映像が圧巻。「汚し」の見事さ、「ホコリっぽい空気感」の表現の素晴らしさ。多分、この作品は、CGで「空気の澱み」を表現しえた初めての映画になるだろう。そして、死に絶えた世界を土ぼこりをあげて生き生きと動き回る「WALL・E」の躍動感。SF、SF!こういうのをSFの画っていうんんだよなあ・・この「本家大元」感覚には、ちょっと恍惚とする。そして、突如着陸した巨大宇宙船から現れるナゾのロボット「EVE」の物理的造形の見事さ、アクション演出の面白さ、さらにキャラクター造形の巧さ。まさか、あんな形状のキャラにあそこまで完璧な「ツンデレ」が表現できるとは!アンドリュー・スタントン、とてつもないオタである。EVE、カワユス!!

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します クリックすると元のサイズで表示します

ほとんどが地上を舞台にした「サイレント映画」である前半から一転、物語は、汚れきった地球を捨てて別天地を目指した人類が「平和」に暮らす巨大宇宙船へと舞台を移す。なんでそんな展開になるのかは書かないでおくが、この宇宙船内での人類の「肉体的退化ぶり」はまさにアニメならではのうまい落しどころ。実写だったらかなりヤバいw。この「人類大規模移住」があくまで民間会社の事業だという設定を含め、以後の展開も実にSF。もちろん古典的ジュブナイルSFに過ぎる、と言えば確かにそうかもしれないが、こういう古典的テイストを真っ向から扱うアメリカ製SF映画は最近すっかりなくなっていた(これはあきらかに「マトリクス」の「悪」影響)ので、ガキの頃から普通にSFを読んできた福田(の世代)には、古典的ジュブナイルSFとしての品位と高度な展開を最後まで保ちつづけてくれたシナリオに拍手。ラストの、もうこれ以上はない、という大ハッピーエンドも素直に嬉しい。
ただ、「好きな女の子と手をつなぎたい」(WALL・E)とか「愛するものを助けたい」(EVE)という個人レベルの愛だけをモチベーションにして行動する主人公たちが結果的に「世界」を再生させる、というこの作品のオプティミズムは、最終的に「世界」の全てを破壊し尽くしていく愛を描く「屋敷女」のペシミズムとは一見対極だが、実は表裏一体だと福田は思う。要するに、ピクサー映画とフレンチホラー、どちらか一方だけ見るというのは、「片手落ち」。両方観てバランスを取るのが大事だろう。ちなみに、福田の今年のNO.1映画は、この「WALL・E」と「屋敷女」になりそうw。
☆☆☆☆

2008/12/13  22:39

投稿者:爆じゅん
見て来ました!!字幕版で☆
ほんと、もう、もう、めちゃくちゃ良かったです!
見てから福田さんの感想読み直したらまさにその通りで、なんも言うことないです〜☆・・・って感じですけど、敢えて付け加えるとしたら、笑える部分(大声で笑ったり、くすくす笑ったり)も多くて、そのセンスも抜群ですよね!!
モー(大好き♪)や、本来なら嫌われもののあの子もすっごくいい味出てたし、
音楽も、そこでその音楽かけるか(爆)みたいなww
私達の後ろのダブルデートらしき若者カップルも、大声で笑ってて、
ひさしぶりに、映画館で知らない人の笑い声聞きながら映画見ましたよ〜(嬉)
あと、WALL・EとEVEの声・・・ほんとうに「声」としか言いようがなくて、もの凄く"気持ち"が伝わってきました〜☆
声ではない音も、とっても凝ってたし(^^)
機械大好きの相方が、ひとり大ウケしてるんで何かと思ったら、WALL・Eの起動音が某OSの音だったらしい・・・(笑)
とにかく、DVDが出たらまた絶対見ます〜♪♪♪

2008/12/10  23:34

投稿者:爆じゅん
てへっw 知りませんでした・・・w
一旦気持ち悪いって思ったらずっと気持ち悪いままなんで、
「谷」っていうのは這い上がれない谷間ってことかと(^^;
・・・で、リンク先の文章を読んでみて、なるほど〜。
自分でも説明できなかった心の動きがわかってオモシロイ!
そう、人間じゃないってわかってるモノが人間ぽいのは親しみわくんですよ〜
(例えば、車のテールランプを目に見立てて、あの車怒ってるねとかスケベ顔だとか、そういう会話を良くするw)。でも、良くできてれば良く出来てるほど、マネキンとかはなんとなく不気味だったりもするんですよね〜。
ちなみに、あんまり何度も書くと宣伝してるみたいでなんなんですけど(苦笑)、サイボーグになりきってた綾瀬はるかは可愛かったです♪ なので、あそこまで人間っぽかったら(っていうのも人間なんだから変だけどw)、気持ち悪くはなくなるかも☆

2008/12/10  21:39

投稿者:fukuda
ちなみに、「不気味の谷」というのは単なる比喩ではなく専門用語。もし知らなかったら↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E6%B0%97%E5%91%B3%E3%81%AE%E8%B0%B7%E7%8F%BE%E8%B1%A1

2008/12/10  19:50

投稿者:爆じゅん
>昼寝してる人間キャラの顔のアップ
ほんとだ! 改めて見てみたら、毛細血管まで表現してあります!
・・・で、犬毛並みとか、人間の髪の毛、髭、体毛とかの毛も表現出来てるけど、
この時はまだ「動き」には対応してないですね〜
だから、次の課題としてふさふさ生えた毛をしなやかに動かすことに挑戦したのかな☆ 
職人魂っていうかクリエイター魂感じますね!!
CGの技術が随分進歩してきてることはおおまかに感じてたけど、今までこんな風に注目してみてことないんで楽しいです♪♪このまま順々にピクサーの映画見なおしてみたくなりました〜♪

>いわゆる「不気味の谷」に陥りまくった、死人にしか見えないリアルキャラ
ひょひょww この表現とっても的を得てます〜w
私は「なんとなく気色悪い」としか言えなかったけど、そう、なんでか生き生きして見えないんですよね〜〜。ピクサーの人間キャラは、程良くマンガちっく(っていう表現は、アニメなんだからおかしいけどw)な造形だから、もし最悪人間ぽくないところが目についたとしても、違和感を感じさせないのかな?

2008/12/10  11:47

投稿者:fukuda
「OMR」の時、曲がりなりにも「CG」というものに丸2年間ほぼ毎日のように接していて分かったことは、とにかく「CGはめんどくさい」という事(笑)。そのめんどくささの中でも代表的なのは、テクスチャ(質感)の表現。もちろんゲームのCGとはレベルが全然違うんだけど、それでも、「トイストーリー」がなんで「トイ」のお話だったのかと言うと、あの時点では、つるっとした単純なテクスチャのCG以外、映画の大画面で見るには耐えられなかったから。犬とか人とか、今見るとヒドい出来w。次の「バグズライフ」では、植物のテクスチャとかが相当改善されてるけど、まだ主人公のアリたちの体はテカテカ、つるつる。この作品でのチャレンジはむしろ、CGでのモブ表現や水滴の表現だったと思う。「トイストーリー2」では人間のヒフの表現が飛躍的にアップ。特に、昼寝してる人間キャラの顔のアップは、一作目では考えられなかった。「トイ」たちのテクスチャも布地の表現を含め大幅アップ。次の「モンスターズインク」でのチャンレンジは言うまでもなく、主人公「サリー」の体毛表現。この作品以後、毛のふさふさ生えたCGキャラは珍しくなくなったけど、実は今だって相当めんどくさいハズ。「二モ」では前にも書いたけど、海中の光線表現、海面の表現。・・で、ピクサーが優れてるのは、「FF」に登場したような、いわゆる「不気味の谷」に陥りまくった、死人にしか見えないリアルキャラを絶対出さないこと。ブラッド・バードの二作品「インクレディブル」「レミーのおいしいレストラン」は、人間が主人公だけど、両方とも、キャラの落としどころが絶妙。要するに、センスがいい。

2008/12/10  8:26

投稿者:爆じゅん
>なんでこんな世界観とキャラクターですれっからしのオトナを翻弄できるのか
まさに(^^) ピクサーに感動できるうちは、まだ私もだいじょぶ(なにが?w)って思ったり。

>一作ごとに映像的なチャレンジテーマがある
そうなんですね!
トイストーーリー2では、どんな事にチャレンジしたのか知らないんですけど、
一昨日、昨日と続けてトイストーリーを見たら、「2」の画像を見た途端、
相方が「もう映像、格段に良くなってるね〜」って言いました。
(私は、ほよ〜ん、と見始めたのでその時点では気づかなかったんですけど(^^;)←悔しいw
私的にはロボットの鉄とかぬいぐるみの布とか、物の質感がすごく良く分かって感動したであります☆

2008/12/10  1:25

投稿者:fukuda
なんというか、ピクサーの作品には「揺さぶられる」ますねえ・・・「TOY STORY」を見たときは、なんでこんな世界観とキャラクターですれっからしのオトナを翻弄できるのかと愕然としました。「TOY STORY2」ではさらにストーリーテリングが進化してたし(確か、隊長のツアー中に大阪で見たんですが、あまりにも面白かったんで二回続けて見ちゃいましたw)。「カーズ」の面白さも圧倒的だった。とにかく「お話」がよく出来てるんだよねー、ピクサーの映画って。のみならず、一作ごとに映像的なチャレンジテーマがあるっていうのも凄くて、例えば今回の「廃墟のよどんだ空気感」は、「ニモ」の海中シーンを作り上げた経験値がなければ到底達成できなかったものだろうし、そうやって一作一作、彼らが確実に表現技法を進化させていくのを見るにつけ、その志の高さにも揺さぶられる。ただただ脱帽です。

2008/12/10  1:03

投稿者:うけけ団やま
土曜日に子供と吹き替え版を観ました〜
で、良かった〜!
ここで長官の評論にぶった斬られてたらどうしようと、
実は内心ハラハラもので(笑)
ピクサーとは、例の電気スタンドのアニメが何かのコンペティションで受賞したというニュースを11pm(懐!)か何かで見たときからの付き合いです(古!)
で、字幕版と「屋敷女」は観なければいけないということですね!了解っす!
しかし、嬉しくて泣かせてくれる映画って、今ほんとピクサーくらいしかないですよね!

2008/12/9  23:32

投稿者:ぺろ
この日記読んだら、いっきに見たくなりました(*^_^*)

2008/12/9  14:23

投稿者:爆じゅん
わざわざありがとうございます!
そう言えば、R2D2があんなに愛らしいのは「声」のおかげが大きいですもんね!
聞かないのはもったいないw 字幕版に決めました!

ところで、
>最近やたらに多い「タレント起用」
ほんとうに。特に最近は主役にジャニーズ系のタレントの多いこと。あと、お笑いのタレントさんも多いですね〜。
宣伝とかで「声優は初めてです」っていうコメントを聞く度に、とりあえず聞いてみなきゃわからないんで不安と期待と半分半分で見ることが多くなりましたデス(^^;
WALL・EとEVEの声はさすがにベテラン声優さんしか無理ということですかねw
宣伝効果はともかく、でも普通に主役の配役くらいすぐわかるように紹介して欲しいですわ〜。

コメントを書く

名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ