2009/3/8

2/28 その3  ゆうばりファンタ
「スラムドッグ$ミリオネア」が終了してすぐに、市民会館3階の特設会場へ。22:30から、キングレコードが映画秘宝とタッグを組んで作ったレーベル「ホラー秘宝」主催のオールナイト三本立て。実は福田の今回のゆうばり、最大のヤマ場はこれ。だって「バスケットケース」「バスケットケース2」「ブレインダメージ」「フランケンフッカー」のフランク・ヘネンロッター監督が、16年ぶりの新作「バッド・バイオロジー」を持って来るっていうんですから、もー!

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以前このブログでも書いたが、とにかくここのところずーーーっと(しかも15年以上という、ハンパじゃない「ずーーーっと」!)フランク・ヘネンロッターが何してるんだか、福田は気になってたワケです。なんせ、とっくに死んじゃってましたー、とか、アチラ側に行っちゃってましたー、とか言われても何の不思議もないような映画ばっかり撮ってた監督ですからね。そしたら、なんて事ない、すげえ元気じゃないっすか!!なに、この屈託のない笑顔!!

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ヘネンロッター監督は1951年生まれ、つまり福田の6歳年上・・・・自分より年上だと、なんというか、遠慮なく「俺はアンタのファンなんだーっ!!」って言えるでしょw。嬉しいよね、そういう相手。というわけで、福田、「バスケットケース」「ブレインダメージ」「フランケンフッカー」のDVDを持って楽屋に押しかけ、全部にサインしてもらいました。ついでにツーショットも。なんか、遠近感がよくつかめないほど顔の大きさが違って写ってますがw、実際にすげえ違いまして。ヘネンロッター監督、確かにすこーしだけ福田より後ろに下がった位置にいますが、あくまでほんのすこーし、で、実はこれでほぼ横ならび。がーん。ムダに(・・)小顔のヘネンロッター、ムダに巨顔の福田裕彦であります。

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さて、で、肝心の「バッド・バイオロジー」。上映前のトークで、監督自ら「呆れ果ててくれてもけっこうだし、怒ってスクリーンにモノを投げてくれてもけっこうですよ。とにかく、楽しんでください!」と言った通り、まあ、ほんとにファンとしては嬉しい限りのしょーもない、不道徳かつ悪趣味のカタマリでありながら、そこはかとなくユーモラスという、完璧なへネンロッター映画、になってました。ここでストーリー書くとマジで品性疑われそうなんですが、まあ、別に福田の品性なんてどうでもいいので、カンタンに書いてみますね。呆れ果ててくれてもけっこうだし、怒ってパソコンのモニターにモノを投げてくれてもけっこうです。この話、考えたの俺じゃないんでw。

主人公は、何故かクリトリスが8つある(!)異常性欲の持ち主の女性プロカメラマン。べつに、普通に「異常性欲の女性」って設定にすればいいと思うんだけど、ヘネンロッター的には、やっぱり奇形じゃないとダメなワケですなー。で、この女性、夜な夜な相手を変えてセックス。あまりにも激しくセックスするので、たまに相手の男を殺してしまったりもする(このへんの描写はあくまでもブラックコメディ的。場内爆笑でした)。さらに、彼女はセックス後必ず妊娠、わずか2時間後に子供を出産!産まれてくるのは怪物みたいな奇形児で、彼女は生んだら生みっぱなし、子供を平然と捨てちゃって、また別の相手を探す。映画内ではちゃんと描写されないけど、彼女が産み落とした奇形児は多分、全部死なないで生きてるんだと思う。要するに彼女は、この世に「新種」の人類(しかも奇形の)をどんどん産み落とす「怪物」なのね。その彼女が、ある雑誌の撮影仕事で使うことになった一軒家。その一軒家のオーナー青年が、意思のある巨大ペニスの持ち主で、日々、その勝手な「生きているペニス」の過剰な要求(ドラッグよこせ、とかね)に悩まされて生きている。この辺も実にヘネンロッター映画的設定なのだが、彼の映画に登場するメインの男性キャラは基本的にきわめて「イノセント」。マジメ、というか。この映画でも、その青年は「荒れ狂うペニス」に乗じて自分が快感を得よう、とかは全くしない。ただただ「ワガママな一物」に振り回され、悩まされて生きる可愛そうな男。このへんも、ヘネンロッター映画が「見やすい」一因だと思う。で、ある日、「自分の持ち主」のマジメさに業を煮やした「意思あるペニス」は、なんと青年の股間を離れ「家出」!(大爆笑)、近隣を暴れまわる。ちなみに、ヘビみたいに一物くんが這いまわるシーンはCGじゃなくて「コマ撮り」。あーあw。そんな最中、ヒロインは青年と出会う・・・という、まあホントに気の狂った映画ww。さすが16年も映画を撮っていなかっただけあって、作品のトーンもフレーミングも編集も、見事にかつてのヘネンロッター映画のまま。50代も後半になってこんな「くっだらねー」映画を撮ってくれるヘネンロッター監督は本当に素晴らしい。福田としては大満足な一編。まあ、見たい人だけ見てくださいw。☆☆☆★★★

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次の作品は、ベテラン鈴木浩介監督の「援助交際撲滅運動 STOP THE BICTH CAMPAIGN」。福田は全然知らなかったが、「援助交際撲滅運動」略して「エンボク」シリーズというのは2001年からあるそうで、これが3作目だそうな。主演のRioちゃん(左)、菅野真由ちゃん、女優二人の舞台挨拶、という華やかさは、ゆうばりファンタではきわめて珍しいw。いわゆる「AV界」のスーパースターRioちゃん、ほんとうにキレい。

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作品は、とてもマジメにきっちり作られてはいるが新味に乏しく、少なくとも発狂度1000%の「バッドバイオロジー」の後に見るのは結構キツかった。遠藤憲一氏(「クローズZERO」にも登場する、ちょっと顔が宮迫に似ている名バイプレイヤー)の、ほとんどすべてがアドリブだったという演技だけが異常に精彩を放っており、それだけせめてもの救い。基本的に、この作品が何を表現したいのか、福田にはさっぱり分からなかった。
☆☆★★★

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そして夜もすっかり深まったころ、ダリオ・アルジェント監督の最新作「サスペリア テルザ 最後の魔女」の始まり始まり。ある教会が偶然掘り出してしまった魔女の衣が魔女の手に渡り、いきなり世界規模の破滅が始まる、という、結構大ブロシキな作品。アルジェント監督の愛娘の美人女優アーシア・アルジェントが、魔女に立ち向かう能力を持つヒロイン・サラを演じ、世界を破滅から救うべく奮闘する。もっとダウナーでダークな作品だと思っていたのでビックリ。「世界が魔女の呪いでダメになっていく」描写が妙に散発的で、うまくスケール感が出ていなかったり、いきなり、「ここ、笑うとこ?」みたいな描写が出てきたりと、案外見ている側の気持ちの整理がつかない映画。ただ、血まみれシーンの迫力はかなりなもので、多分、エグさにおいては間違いなくアルジェント作品中のトップ。それだけでも十分見る価値はあり。全体的には娘をイジメぬくような演出が多く、特にクライマックスには、別にこの描写要らなくね?みたいな部分もあり。ダリオ・アルジェント監督、要するに愛娘を一度思いっきりイジめてみたかったのかなあ、やっぱ変態だなあ、というのが一番の印象w。
☆☆☆★

で、結局この日も、ホテルに戻って風呂に入って寝たら朝7時でした。

2009/3/9  21:00

投稿者:爆じゅん
そうですか☆
内容もだしw、深夜ってのもあるし、どんなもんかな?
・・・って思ったですがw
みんなで爆笑して映画を見る・・・楽しそうですね〜!!

2009/3/9  9:59

投稿者:fukuda
>>女性はいらしたのでしょうか?

普通にたくさんいて、爆笑しながら見てましたよ。少なくともその比率、ワンフェスの萌えフィギアコーナーにいる女性のパーセンテージの数十倍w。

2009/3/9  7:59

投稿者:爆じゅん
なんつーか、
話考えた事も、何考えてるのww・・・ってツッコミ入れたいけど、
実際、映画にしちゃったのが凄いww

>不道徳かつ悪趣味のカタマリでありながら
ジャケ写も、なんつーか、意味深なんですけどぉ〜
不思議と不快感も嫌悪感も生まれて来ませんなーw
この監督自身がイノセントな感じがするから、そのせいか??(笑)

上映前の挨拶とかで、映画撮ってなかった16年の間、どうすごされてたのかお話聞けましたか〜?
(16年間、ずっと練りに練ってた、ってことはないでしょうw)

ちなみに・・・
この日の「ホラー秘宝」主催のオールナイト三本立て、
見られてた女性はいらしたのでしょうか?(素朴な疑問)

2009/3/9  0:57

投稿者:PUMITON
うへへw
Wallace & Gromitかと〜ww
それにつけても、スピーシーズばりの強いヒロインwwwの多いこと・・

2009/3/8  22:56

投稿者:爆じゅん
トビー・フーパー監督に続いて、
ゆうばりファンタさまさま〜!・・・なご対面だったんですね!!
ほんとに良かったですね〜!!!

>ムダに(・・)小顔のヘネンロッター
ほんとだっ!w
顎まわりのお肉があってもこのオサシンなのに、なかったとしたらこれよりひとまわりもふたまわりも小さいってことだし・・・
実は、頭がうしろにびよーーーん、と伸びてるとかww
・・・て、悪フザケしますた、スミマセン(^^;

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