2007/2/14

タフなラブフルート  ラブフルート

 年が明けてからは、深夜まで製作作業が続くという状況ではなくなりましたので、少しブログに時間が取れてます。曲つくりは小休止。演奏の予定もほとんどないので、このまま衰退してしまうのかもしれない。そう思っていたら、突然ラジオ放送の話やフルートのオーダーが入り始め、演奏の依頼もやってきました。演奏の機会が多くて、製作が少なかったのが一昨年。演奏が少なくて、製作が多かったのが昨年。今年はどんなことになるのだろうか...まずは楽しんでいます。

 今年のちょっとしたテーマは、タフに使えるラブフルートです。磨き上げてピッカピカで、ぶつけて傷でもつけたら大変。工芸品や美しいクラフトといったフルートじゃなくて...。アウトドアに持っていって、傷は勲章だくらいの感覚で使えるようなフルート。

 ナイフで殺ぎ落とし、炎で焼いた、荒削りの短いフルートは富士山にも、海外にも連れて行く愛用のフルートです。傷のあるイチイのフルートも、表面はギザギザで、ひょいと手にとって出かけても平気な仕上げです。これを製作するときは、磨き上げるフルート以上に手間がかかりますが、気楽さが心地よいです。

 これまで製作してきたナチュラル仕上げのフルートは、ちょうど中間的なスタイルになるかもしれません。さらに、昨年から製作してきた、もっともっと短いフルートのナチュラル仕上げは、気軽に持って歩けて、多少タフに使っても気にならない両面を合わせたフルートです。但し、音量と音程には多少制約があります.

 タフというときのもうひとつの側面は、強めのブレスで吹き込むフルートです。音量があって、アグレッシブな演奏を楽しむときのフルートです。トーンホールを大きめにすることで音量が出ますし、指の使い方を工夫することで中間的な音が生まれる楽しみもあります。

 静かに自分と向き合うときに吹くフルート。活発な動きの中で吹くフルート。楽しく遊びの中で吹くフルート。明確に自分の思いを歌い上げるときに吹くフルート。さまざまな要望や願望に出会いながら生まれてきたラブフルート。柔軟に、可能な限り、一人一人の思いに応えたいと思いながら作り続けて来ました。いわば、皆さんと工房の合作ラブフルートです。愛の笛の物語を読み返しながらの旅は、まだ続きそうです..。
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