2007/3/19

絵と音楽  雑感

 絵と音楽。今回の展示会場で思い出しました。出展者のお一人が素敵なイラストを描いておられて、その雰囲気がいいな〜と思いながら一週間過ごしました。
 
 学生時代に吹奏楽の指揮をしていた教室の向かい側で絵画同好会が開かれていました。休憩時間には、何度も様子を見に行っていました。どこかで、いつか絵を描いてみようかなと思いながら過ごしてきましたが、結局音楽とのつながりのほうが中心になってきました。

 一度、絵を描いてみませんかと声をかけられ、油絵の道具一式をプレゼントしていただいたことがありました。描いたものは気に入ってくださった方にお分けしていましたが、その後の状況が大きく変化して描くことはなくなりました。

 それでも、時々スケッチブックを手に出かけたくなって車を走らせたこともあります。小さな旅に出ると上手くもないのに小さなスケッチブックを持ちます。振り返ったとき、文章を読むより、分かりやすくすぐに情景が浮かんでくるのです。写真もいいのですが、具体的な情景よりもメモ書きのようなイラストが面白いのです。おそらく、象徴的なイメージが記憶を豊かに蘇らせるのでしょう。

 とはいうものの、どうも絵を描くことに積極的になれない自分がいました。ヘタクソだなと自分でもわかるので、どうも取り組めない。でもやってみたいなという気持ちもある。そんな中で、今回の出会いは興味深いものになりました。

 それは、どうにもなじめない楽器に手をつけようとする方々と似たような体験だったように思います。上手い下手が気になって、手が出ない..。多少の憧れはある...。そんな時に、さらさら〜っとボールペンで線を描き、すーっと水彩絵の具を滑らせる様子を見て、感じるところがありました。ちゃんと描こうとし過ぎてたんだな...と。

 もっと直感的で、気軽に感じたまま手を動かしてみればいいのかなという気になり始めました。早速、お勧めのボールペンと絵の具とスケッチペンを教えていただき、まずは始めてはみようということになりました。気が楽になると、こんなにも違うものかと痛感しています。ヘタクソは変わらないけれど、楽しさがある。

 そういえば、あれこれ考えずに好きなように、音を出して楽しめれば、そこから先は自然と音の流れが生まれてきますとお伝えした方々が、笛を始めるときに似ています。だったら、やってみようかなというかたが身の回りにおられます。演じたり、聴かせることを意識すると動けないけれど、自分なりに楽しめれば十分と気づけば随分とこなれてくるものです。その歩みを見ているのは、楽しく嬉しいものです。気持ちの違いがどれほど大きな変化を生み出すものか...しみじみ感じます。行為そのものを楽しみ喜ぶ。この素朴な時間を大切に過ごしたいものです...。
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