2007/5/15

桜・人・鳥  雑感

 市内の図書館では年に2回図書のリサイクル市が開かれています。自分が読み終えた図書を投函し、それを他の人たちが読む機会を提供するというものです。大半のものは無料、残りは10円から20円で売られ、その資金で新しい書籍を購入するという流れです。

 昔は貸し本屋さんがあって、5円とか10円で一週間ほど借りて読んだのですが、さすがにそれはなくなったたようです。調度桜が綺麗な頃でしたので、一挙両得とばかりに出かけてみました。そこで見かけた光景は、少し残念に思うものでした。

 天候のことも考慮して狭いスペースでの開催になっているのですが、無料本コーナーは押し合いへし合いで方向転換さえままならない状態でした。また、無料本を手当たり次第に大きなバッグに詰め込む人が多くなり、ますます身動きが取れませんでした。

 ボランティアの方々の思いを生かすという気持ちより、ただで欲しいものを手に入れることに夢中になってしまうバーゲン売り場の闘争に似た光景は少し残念でした。お年寄りや子供への配慮、狭い通路を移動する時にお互いに声をかけて譲り合うことがあまりに少なくて驚きました。

 自分に必要なものは、必要なときに必要なだけやってくる。もしくは他の人のためにやってくるものもあるから分かち合おうといった空気が欲しかったな..と感じました。私はといえば、旧漢字が混じってカラーは表紙だけで、あとは質の悪い紙に印刷された古臭い文字とイラストの入った漬物300品という本を無料コーナーで見つけて十分満足させてもらいました。

 率直な気持ちとしては、ただでいただいたものに対する感謝とか気持ちを表すコーナがあってもいいのかなという感じでした。

 そんな一角から少し離れると、繊細な色彩が一面を覆っていました。楽しみにしていた桜たちでした。それは花曇の空に見事にマッチしていました。風光明媚な桜並木とは違って地味な世界でしたが、平凡な感じが心地よく感じました。ふと桜の花びらを見上げると巣作りのために古びたこけや細い枝を懸命に集めているアオジやコムクドリが桜の枝にやってきたり、ヒレンジャクたちが虫をついばむ姿が見えました。

 そんなひと時に十分満足し、恵み野グランドキャニオンでしばしフルートを楽しみ、出来上がったラブフルートを引き取りに来られる方との待ち合わせ時間に遅れないように引き返しました。美しい桜たちの中で、人間たちも美しい心の花を咲かせることを思い見る。そんな季節になればいいですね。
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2007/5/16  0:29

投稿者:ravensho

レトロな装丁が妙に楽しいです。読みながら味を想像しているだけで満足してます。貸し出しますから、何か作ってみませんか〜?
 そう言えば、知人の彫金作家が、食べ物は人が採ったり作ったものをいただくのが一番だ!という主義の人がいたのを思い出した...!

2007/5/15  22:28

投稿者:のら

漬け物300種!
SHOさんハマりそうですねー。
これから多彩な漬け物のお相伴にあずかれるの楽しみにしてます!

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