2007/7/12

黒猫親子  雑感

 この春、車庫の奥で黒猫が数匹の子供を産みました。家賃を払うつもりはないらしいし、そろそろ出てもらわないと困るなと思っていたところ、状況を察してか、子猫をくわえ、運び出していました。無事でいるだろうかと気にしながらも、忙しさに紛れて忘れていました。

 ところが、つい最近車庫の前にちょこんとお座りしている親猫がいましたので、どうしたのかなと声をかけると、子猫を車庫で遊ばせていたのです。生まれた場所に連れてきたようです、故郷訪問でした。黒猫の親と黒猫の子。二匹の黒猫が、車庫の前で戯れたり、爪を研いだり、のんびりやっています。かいがいしく子猫の面倒を見ている親猫の姿は見事です。この親猫も、かつては工房の下で生まれた子猫でした。

 月が美しいので道路脇の小さな庭に出たところ、黒猫親子の姿が見えました。何やら食べ物を見つけて、子猫に与えているようでした。生きた獲物を与え、それを自力で食べるための子猫教育の現場に立ち会ったわけです。

 日夜共にいて、生き延びる知恵を伝えている。そんな光景が、何気ない住宅街の片隅にありました。あれこれと、意味や意義を唱えながら、如何に生きるべきかを口にする人間は、知識や情報を肥大化させながら、素朴な命の原点を見失いかけているのかもしれません。或いは、それを問題あることとして取り上げることに忙しすぎて。淡々と実践する事を忘れているのかもしれません。

 暗がりの中、月の光で浮かび上がる黒猫親子が携えてきたメッセージは、何だろう..。月の光は黒猫親子だけではなく、確かに私たちにも注がれている..。

 そういえば、アメリカで手にしたポストカードに描かれていた月を咥えたワタリガラスもまた黒かったことを思い出しました。カラスもまた家族や仲間との絆の強い生き物でした...。
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2007/7/13  8:01

投稿者:ravensho

Mikazさん
 多分そうです。今度来るときは、どんな感じになっているのでしょうね。

2007/7/12  20:35

投稿者:Mikaz

このあいだレッスンに伺った時に、お隣の家の道路脇で黒猫みましたよ。尻尾を引きずって歩いてました。猫のしっぽは長いんだなあと思いながら、工房へ行きました。同じネコでしょうかね〜。

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