2008/2/14

同級生ふたり  雑感

 水洗トイレの調子が悪くなって数ヵ月。なんとか使ってきたけれど、ついに限界...。小学校時代の同級生が取り換え替え工事をしていることを知って、お願いしました。電気屋さんだけど、何でもやらないと食べていけないということで色んなことをしています。工房の配線工事、石油ストーブの点検整備、古い室内配線の整備などなど。

 その同級生の表情がいまひとつ冴えない...。なんとなく力が抜けているような気がして話しかけると、どうも最近気力が出なくて、仕事したくない病かな...とのこと。取り付け説明書が読みにくい、目が弱くなってな〜という。自分にも思い当たることがありますから、そうだね〜と答えてしまいます。

 彼には立派な後継ぎがいて、仕事にひたむきにならなくても良くなってきてますから、気がつかないうちに頼りにしていて....どこか緊張の糸が一本切れたのかも知れません。

 思い返せば、半年前に会ったとき「お前のような生活がうらやましいな...」と呟いていました。初めて聞く言葉でした。仕事は安定していない、収入も少ない、独り身で冷や飯食べてる。それを羨ましいと言わせたのは、ノルマをこなさなければならない仕事の厳しさが負担になっていたからかもしれません。

 クラスで一番結婚が早かった彼と未だ独り身の自分の会話は、どこかしら滑稽で象徴的でした。一人はトイレの据え付け、一人はコンサートに備えて笛の練習。古い木造家屋が、あちこち軋み始めていて、そこにいる二人も体のあちこちが壊れかけていて、この光景もまたセピア色の世界になっていくのでしょう。

 こういう感覚の中で笛を吹くと、音色の印象が随分と違って感じます。手元にあるフルートを次々と吹きながら、それぞれの笛の旅路を振り返えると、様々な思いが浮かんできました。

 ラブフルートの構造的な不安定さを個性として生かせないだろうかと根気強く作り続けて来ましたが、何度となく難しさの壁に直面して、集中力が途切れかけていた時のトイレ工事。なかなかいい刺激になりました。
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