2010/11/2

おっきなアンモナイトがやってきた  雑感

 きっと何か囁いている...。いつか聴こえてくるかもしれない...。そんな気持ちにさせてくれる、おっきなアンモナイトの化石を届けてくださったのは、ラブフルートリングのお一人Tさんでした。

 この夏、イチイの木と一緒に頂いてきたアンモナイトの化石をKOCOMATSUの入り口に並べて居たのですが、これをご覧になったTさん。たちまち若かりし頃の化石発掘の記憶がよみがえって、色んな発掘にまつわるお話を聞かせてくださいました。

 その流れから、最後に手元に残っていた化石をKOCOMATSUに置いて、皆さんに触れてもらおうと思いたち、運んで来て下さったのでした。(この話題は、KOCOMATSUブログでも少し触れています。)

 少し体調を崩されているTさんが、わざわざ届けてくださったアンモナイトは、もうそれだけで十分な存在感があります。色彩も、大きさも、形も......。しばし眺めていると、一気に時間の軸が変化し始める気がします。

 一つの時代、次々と変化する時代の価値観。それらが一粒の水滴のようなものだと気付かされます。化石はきれいに削られているのですが、発掘された時は、その数倍はあった訳です。険しい山奥から、背中に担いで身の危険を感じながら、めちゃくちゃ重たい石を運んでくる。さらに周辺の堅い石を削り取る作業が続きます。

 その日から、長い年月が過ぎて、ラブフルートとの出会いを経て、運びこむことになった化石。それは、ここから新しい旅を始めるのでしょう。この化石を囲んで、Tさんのお話を聴くもよし、化石と触れ合って心に思い浮かぶことを自由に語り合うもよしといったところです。

 化石を前にしていると、長い年月を経た巨木の根元で昨日芽を出したばかりの雑草のような気持ちになります。さらに言えば、その巨木すら化石の前では、生まれたての一本の草に過ぎないのでしょう。
 
 この想像もつかない時間をぎゅっと閉じ込めたような存在と触れ合う感覚は言葉にはならないのですが、そういうものが現実として目の前にあるのです。

 ブログを読んで、ああそうか...と流される情報に終わらず、暗がりにキャンドルの光で浮かび上がるアンモナイトを見つめながら、何事か思い浮かぶことを語り合いたい。そんな気持ちになる方が、一人でも二人でもおられたら、どうぞ声を掛けてみてください。
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