時移り人行くさはれ揉む神輿
春祭りのお賽銭あげて詠む。痛めた肘もよくなるや
何描き居て追ふ縁ぞ霞まぬ炉
濡れ藁に筋骨選べボロ醉ふ胃
親子和し梅を望み青嶺へ塞け
ときうつりひとゆくさはれもむみこしはるまつりのおさいせんあけてよむいためたひちもよくなるやなにゑかきゐておふえんそかすまぬろぬれわらにすちほねえらへほろゑふゐおやこわしうめをのそみあをねへせけ
鳥の餌刻みてゐたり沈丁花
肩落とし猥褻議員頃は芽生え
教育に悪からむ。償ひ重め。ピエロ真似せぬや。ああこれも世の許す故。
夢魔供ふヘボで御世そをにほへぬ音
素面ずれ
とりのゑさきさみてゐたりちんちやうけかたおとしわいせつきゐんころはめはえけういくにわるからむつくなひおもめひえろまねせぬやああこれもよのゆるすゆゑむまそなふへほてみしよをにほへぬねしらふすれ
散歩の途次大井さんに行き会ひて
雪消道犬づれどちの話題かな
ままならぬ金をそぞろに恨む春
追はれ住む日を萌え渡り笛聲す
聲ややもろく値踏み埋め氣。あへぐ世へ居るより愛でせせり。
さんほのとしおほゐさんにゆきあひてゆきけみちいぬつれとちのわたいかなままならぬかねをそそろにうらむはるおはれすむひをもえわたりふえこゑすこゑややもろくねふみうつめけあへくよへゐるよれめてせせり
彼岸へと心づもりのあるならず
稲妻や帰り仕度の田に白鳥
潮騒遠音に峰間雪色冴え、起抜け醉ひも止む
弱らせぬ縁を編む位置羽織る夢
植え伏せて身忘れ注げよ渕折れめ
ひかんへとこころつもりのあるならすいなつまやかへりしたくのたにはくてうしほさゐとほねにみねまゆきいろさえおきぬけゑひもやむよわらせぬえんをあむゐちはおるゆめうゑふせてみわすれそそけよふちをれめ

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