盆踊りの櫓(やぐら)の部材です。
胴差し(どうざし)と呼ばれている横架材で、通し柱と通し柱を中間で結んでいます。
で、この写真は胴差しの端部のなんだけど、よく見ると微妙に斜めに加工されているのがわかると思います。
これは、盆踊りの櫓の柱が、裾広がりになっているからで、その裾広がりの形状に対応するために、胴差しの端部が斜めに加工されているということです。
このような裾広がりの形状のことを、四方転び(しほうころび)といいます。
四方転びの例としては、お寺の鐘楼や手水場、昔ながらの踏台なんかがあります。
じつは、この胴差しが傷んできているんだよね。
来年の盆踊りには、新しく作り替えないといけないようです。
ちょっと面倒かな。

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