お稲荷さんといえば赤い鳥居だね。
写真のお稲荷さんの鳥居は鉄骨製だけど、色はしっかり赤く塗ってありました。
この赤い色、正確には朱色ってことだと思う。
つまりは赤い鳥居っていうより、朱塗りの鳥居ってこと。
こっちのほうが、いかにもって感じは出てるね。
ここで思うのは『なんで朱塗りなんだ?』ってこと。
web上で調べてみると、赤は魔除けの色だったり、生命力の象徴だったりするみたい。
これは、命の象徴としての血の色からきているだろうし、赤く燃える太陽からもきてそうだね。
あと、大事なのは朱色に塗った塗料のこと。
この塗料・・・染料は辰砂って材料なんだね。
辰砂ってのは硫化水銀のことで、防腐殺菌作用があるみたい。
つまり辰砂ってのは朱色に塗り上げるだけでなく、防腐剤として木を長持ちさせる役割もあるんだね。
ここからは蛇足。
水銀ってのは英語でマーキュリー(mercury)
この水銀の化合物にマーキュロクロムってのがある。
いわゆる『赤チン』ってやつだね。
この赤チンにももちろん殺菌作用はあるけど、辰砂の赤と、赤チンの赤は別物だよ。
ちなみに赤チンは、現在日本国内では作ってないかもしれないけど、販売はしてるみたい。
『赤チンじゃなきゃダメ!』
根強いファンがいるんだろうね。

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