高野槇の写真があればいいんだけど、なかなかそうはいかない。
今日のところは手元にあったサルスベリの写真で勘弁だね。
高野槇のほうは後日どこかで見つけてきます。
サルスベリは夏に花が咲く樹木。
7月ぐらいから咲き始めて、9月いっぱい花が楽しめる。
つまり3ヶ月間プラスアルファ・・・ほぼ100日間花が咲き続けるから『百日紅』と書いてサルスベリなんだね。
あと、幹の状態が猿が滑るようにすべすべしてるから『猿滑り』
百日紅は花に由来する漢字で、中国でも同じく百日紅。
猿滑りは幹に由来する漢字で、日本でつけられたみたい。
花に注目した中国、幹に注目した日本。
そして百日紅をサルスベリと読んでいる日本。
こうゆうのって、もう少し深く考察すると、日中比較文化論の卒論程度なら書けるかも?
ここで、写真の背景を見て欲しいんだ。
後ろに写っているのは横浜の赤レンガ倉庫。
つまり、このサルスベリが植えられているのは海の近くなんだね。
じっさいに、このサルスベリの5メーター先は海。
こうゆうところに植えられる樹木に要求されるのは『耐潮性』ってやつ。
少しぐらい潮をかぶっても平気じゃないといけないからね。
サルスベリというのは、お寺でよく見かける樹木。
だから、山の木ってイメージを持ってる人も多いかもしれないけど、じつは耐潮性に富んだ樹木なんだよ。
夏場に花が咲くサルスベリ、もう少し海岸沿いで見かけてもいい木だと思うよ。

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