2011/11/24

『現代中国』  お勧めの1冊

祭日の昼下がり
誰もいない。 院生すらもいない。
若い者が、祭日休んでいるようでは研究は進みませんゼ

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『現代中国、 グローバル化の中で』
興梠一郎(こうろぎ)著、岩波新書。2002年初版 

国の規定では、農民の支払いは前年の純収入の5%を超えてはならないとされているが、教育費、建設費、土地測量費などあらゆる名目で… 10%に達している場合もある。p12

北京市での犯罪総数における流動人口の割合は80年は3.41%、88年には23.3%、95年には50%。広東省深圳市では95%、江蘇省99年では悪質な事件の6割が流動人口。p23

流動人口は農村に残っている農村労働力よりも教育レベルが高い。p27、p37
 
中国農村の余剰労働力は1億5,000万人で大部分は長江流域に集中しているとのこと、p32

以上のことについては既によく知られていること。 ただ、余剰労働力が長江流域が主だとは意外だった、何故なら長江は豊かな農村というイメージだったから。多分、人口が多い割に土地が少ないということか? 


2章では数々の汚職の例が列挙される。日本でも汚職はあるが中国の場合は共産党との絡みが特徴的。 若者もそれをよく知っている、入党することが利権を得ることだということを。 彼らの党支持は個人的利益と結びついている場合が多い

例えば精華大学では、学部学生の20%、院生の50%が共産党入りを果たしている。この比率の高さは何かを暗示する。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2051/trackback 

さらに誰でもが党員になれるわけでもない「家柄」が、親が解放軍だったとか、共産党員だとかが必要だと聞く。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2494/trackback

確かに、今の中国の生活がよくなったのは共産党の貢献が大きい。これは認めないといけない、しかし反面汚職や利益誘導が普通になった。

それはそうだろう 、党員になることにそのようなインセンティブが働いている以上そうなるのは当然だ。 特に市場経済が導入されて以降、権力と利益は同義語となったとも。 

確かに党の中央の人間は比較的清廉な人物が多いような気もするが(温家宝氏などはその典型のような気がする)下部組織はかなり問題がありそうだ。


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