2011/11/29

大胆な新仮説?  教育

今朝の『ビジネス展望』はキャノングローバル研の山下氏、彼はTPP参加推進派。同氏曰く、東関東大震災やタイの洪水の例をみても今や自動車産業などの代表される製造業は国際分業が進んでいる。海外に出て行くことの出来ない中小はTPPから閉め出されると部品の調達などでTPP参加国の製品が使われ販路を失う。その為にもTPPに参加しないといけないとのこと。

全く同じ、海外に出て行くことの出来ない中小企業についてもTPPで衰退するとの議論を述べる人もいる。論理の筋はそれぞれ通っているように見えるが、結果は1つのはず。どこかに間違いか、誤摩化しがあるのだろう。



Oxidative damage to RNA : mechanisms, consequences, and disease
Qionman Kong, Chien-liang Glenn Lin
Cell.Mol. Life Sci. (2010) 67, 1817-29 

<総説>

注意:個人的研究テーマに少し擦りますが、分野違いなので間違いもあるかも

著者らは非家族性のアルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮症(これらの家族性=遺伝性は全体の5%程度で、ほとんどは弧発型)や脊髄損傷(その二次的な傷害)、癲癇、アテローム性動脈硬化症などの病因がRNAの酸化だというこれまで全く考えられていなかった仮説を提唱している。

いずれも症状が出る前にRNAの酸化が起こり、症状が出る頃には酸化のレベルは低下しているので二次的な現象ではなくむしろ原因だとする。

さらにこれを補強する事実として筋萎縮症モデル動物(遺伝子変異導入マウス)や、ラットを用いた実験的脊髄損傷やアルカロイド投薬による実験的癲癇でもそれを支持する結果が出ている。

また、症状の発生を抑える投薬(筋萎縮症ではビタミンE、癲癇ではビタミンCなど)を行うと最初にRNAの酸化が抑えられ、症状も軽減すること。

なお酸化されるmRNAはランダムではなく選択的だがその理由は現在不明。構造解析やモチーフ検索では共通の配列は検出されない。それぞれの特異的に酸化されるRNAにコードされるタンパクがそれぞれの病気と関連のあるのではないかと著者らは考えている。

発症メカニズムとしては酸化RNAがRNA量を低下させ、タンパク合成を阻害(異常タンパクの合成)することを考えている。

今後の課題として、酸化されたRNAは生体内でどのような運命をたどるのかについて、4つのシナリオを考えている。
(1) 途中で合成が停まったタンパク断片が出来る(著者等はこれが主と考えている)
(2) 異常なタンパクが出来る(否定はしていない)
(3) 酸化RNAの分解が起こる(注目している)
(4) 酸化RNAの修復が起こる(大腸菌のAlk遺伝子の例をあげ、否定はしてない)

特に(3)についての今後解析が進みメカニズムが明らかになり、それに関与する因子が同定されれば治療に結びつくと考えている。
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