2015/3/26

3日目(火)  上海3

「中国発のデフレ圧力」というタイトルで日経web版に記事が出ていた。曰く、

『リーマン・ショック以後、4兆元という大規模なインフラ整備を打ち出した中国は今年になり「新常態」という表現を使い、成長鈍化を是認する考えを示した。2015年の実質経済成長率の目標は「7%前後」。13〜14年より低く、10年まで続いた「2桁成長時代」の終えんを印象付けた』  

 と述べる。そして、

『中国の景気減速が周辺国をデフレの淵に追い込もうとしている』  

と、まるで中国にこれから起こるかもしれないデフレの責任があるかのような言い草。しかし別の角度からこの事態を考えることも出来るのではないか?
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO84723430T20C15A3000000/?dg=1


中国はこれまで増加する労働人口に対応する為、毎年2400万人分の雇用を創出しなければならなかった。 これは年8〜9%のGDP成長率でもさらに、1,300万人を新たに捻出しないといけない計算。このことは随分昔から云われていたこと。 
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2166/trackback

だから、2010年まで10%を超える成長率を維持して来た。これは中国共産党にとって政権維持の為の必要条件だったのだ。リーマン・ショック時は、それ故なりふり構わず景気刺激策をうってきた。 しかし今年2015年をピークとして、労働人口は逆に低下する。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2922/trackback

だから成長率目標を下げるのは当然のこと。何故、そのような冷静な論調がなされないのか? 

    おそらくこの記事を書いた記者の深層心理下に嫌中意識があるからではないか?


<3日目>
ある科では1日の初診の数が200を越えるとか。それだけ多いので初診と再診で診療室が区別されている。また患者は番号を貰って順番に診察を受けるのだがこの番号札が取引されているらしい。200元とも云う。

クリックすると元のサイズで表示します

それを教えてくれたのは我々の世話をしてくれた学生のF君。彼は雲南出身で将来は地元で開業するのが夢とのこと。ただしその為には卒業後、5年間公立の病院で経験を積み、その上で試験に通ることが必要条件とか。まだまだ先は長い。

この大学の定員は40名だが、そのうち3割が上海出身だそうで、彼らは皆、地元に残ることを希望している。3割とは意外に多い数字だが、これは上海出身者とそれ以外で入学試験が異なることによるらしい。なお前身の医科大学の時は7割が上海人だったとか。

聞いた学生は知らなかったが、以前読んだ本では、地元以外から上海の大学、それもこの有名大学(重点大学)に入るのは難関で地元出身者は楽だとか。きっと雲南出身のF君はそれを乗る越えてきたのだろう。

彼が地元に帰るのは両親の世話があるため、中国は十分な年金制度がないので歳をとれば子供が親を見ないといけないらしい。これから一人っ子政策の影響は大きく出るだろう。因にF君は雲南で兄弟2人だとか。雲南のような田舎では一人っ子政策は厳密には守れなかったらしい(F君は少数民族出身ではない)上海出身者が将来地元で職を見つけたいというのも、意外とその影響があるかもしれない。単にI love shaghaiというだけではないだろう。



夜は黄浦江のナイトクルーズを兼ねた夕食。

クリックすると元のサイズで表示します

食事そのものは大したことはないが、夜景を眺めながら食事が摂れて128元?は意外と安い気がした。一度は経験して損はない。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します
0



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ