2015/6/25

『不安定化する中国』7  お勧めの1冊

『不安定化する中国』7

「医療保険制度」
都市と農村の医療保険制度を下に纏めてみた。p121

<都市=都市従業員基本医療制度>
公務員、国有企業、外資企業、私企業の就業者(自営、農民工、鎮郷企業は地方政府裁量)
加入は強制だが加入者比率は半分程度(2008年段階)
保険料8%(6%雇用主+2%被雇用者)
運営:市政府、管轄:労働社会保険部
歴史:公務員と国営企業むけを1998年に一本化
その他:退職者は保険金免除(高齢化の進む北京、上海では負担増)

<農村=新型農村合作医療制度>
農民
加入は任意だが91.5%加入率(2008年段階)
保険料は定額:10元(2002年)>20元(2006年)>100元(2008年)>120元(2010年予定)
運営:県政府、管轄:衛生部
歴史:前身は1959年発足、人民公社の解体により2002年に新型導入

<都市―農村間格差>
高負担高保障の都市―低負担低保障の農村:原因は収入格差による保険料の違い。都市は平均収入29,229元の8%で2,338元となるが、農村はわずか96元。これに対し政府の補助が数百元加えられているが絶対的に足らない。p124

<都市間、農村間格差>
豊かな都市ほど高負担高保障。ただし退職者(高齢者)の都市間差。北京、上海では雇用主負担が9−10%、だが高齢者の少ない深圳市、広州市では6―8%。

<都市内、農村内格差>
都市内格差:農民工の排除
農村内格差:自己負担分が払えない貧困農民は利用ができないため、結果的に制度から排除される。全体的に貧困層から富裕層への所得移転を起こしているとか。p126

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