2016/6/24

『コサックのロシア』6  お勧めの1冊

<年金制度>
ある試算がある。それによれば、運用利回り1.4%で、賃金上昇率2.5%で2060年、賃金上昇率1%で2038年、賃金上昇なしでは2032年で年金制度は破綻する。仮に中央値の1%上昇率をとり、2038年に制度を破綻させないようにするには保険料の24.5%引き上げか、年金の21%減額のどちらかとのこと。
http://niracms.niradb.jp/pdf/1204summary.pdf

「年金制度を破綻させる」という選択肢がない以上、また保険料の24.5%引き上げは難しいとするなら、年金の2割削減という結論が出るのは当然のこと。覚悟すべき。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4533/trackback

これらはどうなるか判らない未来ではなく、いま此処にある未来である。それを無かったことにするいまの日本の政治は末期のオスマントルコや清朝末期と同様、緩やかな坂道を転がり落ちるような道を辿るは必定。



『コサックのロシア』6
1990年代、ソビエト崩壊後北カフカスでは山岳民とコサックの怨念の戦いが再燃した。その歴史はどうやらカフカス戦争(1817〜64年)に始まるようだ。この戦争でコサックは帝政ロシアの尖兵としてカフカスの山岳民を追い出しにかかり、戦争後も長く両者の争いは続いた。

またこの「カフカスでの怨念」はスターリン時代に山岳民族からの容赦のない制裁をうける理由にもなった。p191 それは結局のところ、コサックの存在は事あるごとに保守反動、帝政復活を伺う危険分子として共産党から疑われたからだ。p192

帝政ロシア末期、コサックは総人口の5%、440万人だったが、2月革命が起こり、コサックは戦争請負人として、「赤いコサック」と「白いコサック」の二手に分かれ革命と反革命で仲間割れしたにもかかわらず。革命成功後は、「赤いコサック」すらも、革命政府から裏切られ、結局その後の迫害・弾圧でコサックの70%が戦死や処刑、流刑死により抹殺されたという。p190

そうした中で、コサックは歌やダンスの文化としてしか生き残れず、海外におけるイメージもそうした牧歌的なものだけになっていたと著者はいう。そう、まさしく日本におけるコサックのイメージとはそのようなものだろう。p194

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