2017/11/24

何を今頃! & 『貧困と闘う知』2  お勧めの1冊

アメリカが北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定すると発表したとの報道。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171121-00000056-mai-soci

「今頃になって」というのが正直なところ。あの米国史上、稀にみる愚かな政権であった「トホホのブッシュ」が行った譲歩を「ようやく今頃になって!」 という気持ちの方が大きい。この点についてはトランプの方がブッシュより賢い。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/1212/trackback

それでも北朝鮮と国交を持つ国は100ヵ国以上に上る、断絶している国の方が少数派、これら国交を持つ国と北との貿易を如何に抑え込むか、これは容易ではない。


『貧困と闘う知』2
現代インドのパラドックスに驚いた。曰く、

『1983年、住民の65%が栄養状態の悪い状態だったが、20年間にわたる経済成長を経た2004-5年において、この層の割合は低下するどころか76%に達していた』とか。p61 なぜこのようなことが起こったのか? 

健康についても教育と同じような現象が見られた。すなわち、「同じものをより多く」という介入は普通役に立たない。それよりも望ましいと判断された行動を社会保証手当の支払の条件とする。ということ。p90

貧しい社会におけるマイクロファイナンスでは、市場が一見して競争的に見える場合でも、貸し手と借り手の関係は事実上独占状態になり、貸し手は一旦顧客になった者を縛り付けて搾取できるようになることを明らかにした研究を著者はここで紹介する。銀行は貸付金の管理に資源を投入しないといけないが、借り手の借り入れるお金が少ない分、これらの費用を金利で賄おうとすると、その分金利は高く設定されなければならない。同じ借り手だと、その管理費は初回以降小さくなるし、その分金利も小さくなる可能性がある。借り手も貸し手を変えようとしても(別の金融機関で融資を断れた借り手かもしれないと)怪しまれるので乗り換えは難しい。p106

こうしたメカニズムで貧しい社会でのマイクロファイナンスは年利が200%にも達する桁外れの高利貸しが可能になる。

一方、豊かな社会では司法システム、警察、信用センターの存在で顧客の過去の返済情報を伝達すうることで「情報の非対称性」の問題を食い止めることができる。そしてこうした信用市場の分析がジョセフ・スティグリッツ仕事を通して現代の開発経済学の試金石になったと著者はいう。p106

マイクロファイナンスの例:
104ドル借りて、52週かけて週ごとに2ドルを返済し金利として40セントを払うと。その表示金利は20%だが、借り入れたカネを直ちに(翌週から)返済しているので「すでに返済したお金に対する利息を払い続けている」ことになる。

つまり最終的な支払は104ドル+0.4 ドルx 52週 =124.8ドルだが、51週目ではすでに102ドル返済し、残金は2ドル(104-102)だが、その返済に0.4ドル払っていることになる。なるほど、言われてみればその通りだ。
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